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アラスカから北米縦断!Trans Atras Running vol.07

次なる目的地、ワトソンレイクへ出発!しかし、天候に異変が…。

次の目的地である、ワトソンレイクへ進み始めました。

ホワイトホースを後にし、走り始めていたところ気候が一気に暑くなってきました。

ホワイトホースまでの気温が大体20~23℃程で少し暑いかな〜という感じだったのが、ホワイトホース以降一気に30℃越えまで気温が上がり厳しい気温になりました。

いいのさんももちろんこの気温にやられ終始きつそうな顔をしていました。「Bad Waterを思い出したよ…。」とも呟いていました。

その日の最高気温が35℃まで上がりましたが、75kmをしっかり走り切りました。

ユーコン川の水が綺麗で水浴びできたのも大きかったみたいです(笑)

ユーコン川で水浴び

「今だけはキツイけど、この厳しかったことを後でずっと笑い話にできたらいいよね。旅はこうでないと!」

と笑顔で話していた、いいのさんの言葉がとても印象的で心に残っています。

何かとキツイことがあっても、「しんどいのは今だけ。後でこれはずっと笑い話になる」って思えたら、色々頑張れそうだなと思いました!

灼熱の暑さが2日続き、3日目の朝目が覚めると寒すぎて、ダウンと冬物のロングパンツを引っ張り出しました。
昨日の夜までの暑さはなんだったんだ…。というくらいの寒さです。

車のエンジンをつけ、気温を確認するとなんと「5℃」と表記されています…。

え、真夏から、急に真冬??この気温差に人間の体はついていけるのか…?(笑)

とある博物館に立ち寄った時に、その暑かった時の話をしているとその暑さはイレギュラーな暑さで、普段はもっと涼しいと話していました。

運が良かったのか、悪かったのか…。何はともあれ大きな怪我や事故なくこの暑さを乗り越えられて良かったなと思いました(笑)

もう少し先のレストエリアでもう一度水浴び

ベビーカーで、カナダ一周をする男性との再開

いつも車でいいのさんを待っている時に、時間を見ながら大体近づいてきた頃にミラーで来ているかどうかを確認します。

そして、遠目に人影が見え、お、近づいてきたな。と準備をし、

もう一度後ろを振り返ると

何か少し大きいような…。え、いいのさんじゃない?

もう少し近づいてくるのを待つと、全然いいのさんじゃなく、何かを押して歩いてくる外国の人でした!(笑)
すごく気になったので、横を通りかかった時に、すぐに話しかけました。

彼はマーカスさんで、カナダの駐在員で、フランス外人部隊の退役軍人で、このチャレンジをしているようでした。

1日だいたい30〜40kmほど歩いているようです。

とても素敵な目的で、彼の話を没頭して聞いていました。

そして、僕はいいのさんのサポートで〜などこのチャレンジのことなど色々伝えていると、後ろからナイスタイミングでいいのさんが!

車の横で、15分ほど立ち話をしました。

そして、このベビーカーを少し押させていただきました!
これは大体17kgくらいで、冬物の装備から水、食料など自然の中で生きていけるだけの装備を全て持って歩いているようでした。

押した感じ、とてもスムースに動き、重さをあまり感じませんでした。真っ直ぐに押しながら左右に動かすときは、マッスルだ!と言っていましたが、本当にマッスルで左右の微調整をしなければいけませんでした(笑)

ベビーカー押させてもらいました!

とても気さくな方で、一緒にいる時間があっという間でした。

貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました!

彼のリンクもぜひ紹介させてください!
https://www.marchofthewarrior.com/home

ワトソンレイクに到着、そして1日の休息日

マーカスさんと出会ってから4日後、無事ワトソンレイクに到着しました。

ワトソンレイクは、バンクーバーへ向かうルートから少し離れているのですが、数少ないスーパーがある街だったので、寄り道することになりました。

街自体はそこまで大きくありませんでしたが、いろいろな国の国旗があったり、カラフルな建物があったりととても綺麗な街でした。

ワトソンレイク到着!

そして、ここには唯一の観光スポット「サイン・フォレスト」があったので、早速見に行きました。

サインフォレスト

ここがどういった場所なのか、このように記載されていました。

このサイン・フォレストは、第二次世界大戦の頃、カナダを経由するアラスカ州とアメリカ本土をつなぐ道路「アラスカ・ハイウェイ」の建設工事がありました。これに携わっていたカール・リンドリ―は怪我をし、軍事航空基地と空港のあるワトソン・レイクで静養していました。

アメリカ陸軍公平隊には、もともと、自身のキャンプ地に、周辺の施設の指示標識を設置する習慣がありました。

カールは、ホームシックのあまり、はるか彼方にある自身の故郷イリノイ州段ヴィルまでの方向と距離の標識まで追加してしまいました。その後他の人々がこれに倣って標識をつけていったのがこの森のはじまりです。

https://tabizine.jp/2018/07/19/192316/#i

そして、急遽車に貼ってあった「Trans Atras Running」のマグネットの一つをここに打ち付けることに!いいのさんの許可もいただきしれっとソトアソステッカーもお邪魔させていただきました(笑)

ワトソンレイクから次は、スミザーズという街を目指し南下します。

そして、長かったアラスカハイウェイから離れ、キャシーハイウェイという自然に囲まれた道を進みます。650kmの間、街が一切なさそうな感じです。辛うじてスーパーと宿、ガスステーションがあるのが救いです…。ダルトンハイウェイに比べるとまだマシか…。と思うことができて多少の成長を我ながら感じました(笑)

この先もどんなことがあるのか、楽しみです!!

続く

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