初めてのnote｜兎がはねる

満月だった、と思う。
真夜中なのにカーテンを透かして、うっすらと部屋の中が見て取れる。
目が醒めたんだと自覚して、最初に月明かりだと気がつくまでの数秒。

「あ、書かなくちゃ」

どういうわけか、そう思ってしまって。
折れたはずの筆と心とやらをかき集める感覚とわけわからん焦燥を道連れに、まっさらでどこまで続くかわからない旅に出ることにした。

そんな今、書いている。
自分をつき動かすもの、たぶん「衝動」、「情熱」、あるいは「夢中」の類…かな。

それに、あの夜はやはり満月だった、と思う。
古来、日本では「満月の夜は、月の兎がはねる」というし。
心の中でも、兎がはねたのかも？
だから、書かなくちゃ？　ちょっと話盛り気味か。

そんなこんなで。

初めまして、菊香と申します。
お馴染みの方は、お久しぶりです。
ただいま。
また、その時に書きたい作品をnoteに書き始めます。
以後、どうぞお見知りおきを。

2024年11月3日　菊香　拝