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ライターの「好き好き」が過ぎて、憧れの人の前で猛進しました

昨年、マイナビ学生の窓口の取材で、沖縄に出張に行きました。そして、そのときご一緒したかたに、ふと、このように言われました。「田中さんって、老いも若きも取材されているのですね」。……ハッ、ホントだ!

考えてみれば、沖縄に一緒に行った社会人の皆さんは全員20代。

また、長年お世話になっている雑誌『帰国便利帳』では帰国子女の中高生を取材していて、

東京都 こどもスマイルムーブメントの「こども記者(中学生リポーター)」のワークショップでは、(取材ではないけれど)中学生を対象にワークショップの講師を行うなどしています。

一方、これまで取材させていただいた人生の大先輩のなかで、おそらく最も長いキャリアをおもちのかたは、現役美容師の谷口愛子先生だと思います。愛子先生にお会いしたのは、今から20年ほど前(美容業界誌『SHINBIYO』の取材にて)。こちらの目を真っすぐに見て「イチローが好き」「努力は大事」とおっしゃっていて、今も尚バリバリにかっこいいのだから、びっくり仰天です!

まあ、とにかく何にせよ、自分で言うのもおこがましいですが、今までいろんなジャンルのさまざまな年齢の方々にお会いしているなあ、と。ただ、取材対象の人がどんな人であっても、こちらの気持ちは変わらないのです。まず何よりも大事なのは、「興味をもつこと」。
そして、取材に伺うまでに、その人(商品やサービスの場合は、そのモノや会社)のことをできる限り調べつくし、取材当日は、「あなたのことだけを見てきました!」という姿勢で臨むこと。このふたつの心がけを、最も大事にしている気がします。

あ、とはいえ、あまりにも「好き好き」モードで現場に行くと、緊張が限界を超えて周りが見えなくなり猪突猛進に陥ったりしますけどね。私の場合、中1の頃からの憧れの人、北野武さんにお会いしたときが、そうでした。

本来は、たけしさんが出演なさるドラマのことを聴かなきゃいけない取材だったのに、「たけしさんは、たけしさんが尊敬なさっている志ん生のような存在に、すでになっていらっしゃいますよね!」
とか、今となっては赤面ものの、その場には何の関係もない幼稚な発言をしたものです。でも、それに対して、やはりホンモノの大物のかたはお優しいです。ご本人は顔を赤らめ、「いやいや、そんな……。全然」と、照れていらっしゃいました。

若かりし頃の“一心不乱のエネルギー”は、恥ずかしい限りですね。いや……、ん? そうかな? 今となっては、それでいいのではないかと思っています。
「興味をもつ」。そして、あなたの話が聴きたいんですー! という気持ちこそが基本。それを忘れちゃったら、おもしろくないと思うのです。


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