『下田喜久三小伝』を片手に ーーこれから書いていきたいこと
北海道出身の農学博士に下田 喜久三(しもだ きくぞう)という人物がいます。
氏は明治初期に北海道の岩内郡で生まれ、大正~昭和にかけて農業分野に限らず様々な研究・活動を行いました。日本におけるアスパラガスの栽培を成功させ、肝油製造法を開発して肝油ビタミンを研究し、栄養学を中心とした女学校を設立するなど多くの功績を残しています。
北海道開拓期に移民二世として生まれ、戦前から戦後にかけて寒地における生活をより良いものとするための"生活科学"を研究した下田喜久三博士。その兄