子供のころ
子供のころ、自然豊かな公園で、自転車を漕いでいて、坂を下っていた。
目の前は友達が走っていて、坂の下ったところには大きな水たまりが出来ていた。
結構なスピードで水たまりにさしかかった時に、思いっきりころんだ。
でもその転び方が不思議で、いまもたまにあれはなんだったんだろうと思い出す。
前輪を下にして、後輪が持ち上がり、自転車ごと前転をした。
ぐるっと回って、途中空が見えた。
派手にころんで、でも大きな怪我もせず、そのまま自転車を起こしてまた友達と走りだした。
なんだったんだろう、あの前転は。と思う。
とても不思議で、何かきつねにつままれた感じ。といった気分になる。