きくちろみ

書いてみようと思った。

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最近の記事

見えない力は伝染する

人の熱量、人の夢中になっているものは、 周りに伝わる。 ということが、面白くて好きだ。 私の夫はオカルトが好きで、 怖いYouTubeやホラー映画ばかり見て、 これ面白いでしょと見せてきたり、 勝手に話し出したりする。 私は怖いものは苦手なので、 初めは嫌がったり渋々話を聞いていた。 だけど今では、何か面白い怖い話ないの? と催促している。 息子は昆虫が大好きで 昆虫採集やテレビで昆虫の特集番組を 家族で夢中になってみた。 それが、息子の熱量が前ほどではなくなって、 私

    • ライオンなんだ

      私は夜7時くらいになったら、もう眠い。 小さい頃からずっと、大人になっても変わらない。 まだ夫と付き合い始めたばかりの頃は、 私は9時にはしっかり寝るので、 つまらないと何度も 起こされるのが辛かった。 寝させてもらえないというのは、大変な苦痛だった。 しかも、早く寝ることが怠惰であるような、 言い方で責められて大変しょんぼりして、ごめんと私は言った。 だけど、私は早起きで朝5時には自然と目が覚めてすぐに動けることが、 自慢であったし、小さい頃は褒められた。 大人にな

      • 今すぐ読みたいのに

        9月になったなと思ったら、 もう過ぎようとしている。 早い。 note.の更新がなかなかできなかった。。 なんだか、もう書く気力や意義などが薄れ始めたところ、 友達が読んでくれていて待っているというのである。 それで嬉しくなって書き始めたのである。 友  もう書かないの?更新まだかなって毎週見てるんだけど 私  いや、今書いてるところよ。(嘘ではない。書きかけで止まったまま)      もしかして更新待ってくれてる? 友  そうだよ。楽しみにしてるよ〜 私  えええ〜!

        • 空飛ぶ飴ちゃん

          先日、息子に大泣きされた。 一緒にカポエイラを習っている女の子に笑われた、ばかにされたと、 大泣きしながら憤慨していた。 ことの発端は、私がレッスンが終わったからみんなに飴ちゃん渡してきてと言ったことだ。 息子は、その女の子に渡そうとしたが、”いらない”と言われて、 受け取るまで無理やり渡そうとしたのである。 飴の投げ合いになって、女の子が”ふっ”と笑ったそうだ。 息子は、”ばかにされた”と思ったそうだ。 私も女の子のお母さんも止めに入ったが、息子の大泣きは止まらなかった。

        見えない力は伝染する

          先生はこんがり焼いた状態

          先生は鶏の丸焼き おれは半分焼いてるところで メストレは骨 何のことかわかりにくい例えで、 カポエイラの先生と自分の状態を料理に例えている。 先生は完成されているから、こんがり焼いた鶏の丸焼きで、 自分はその途中で、メストレというのは先生の先生だから、 食べ尽くされて骨になった状態なんだそうだ。 来週ブラジルからメストレが来てワークショップがある。 息子は、ポルトガルの語の挨拶の練習をしている。 初めて会うメストレを想像しているのかもしれない。 自分の道の先に憧れの先

          先生はこんがり焼いた状態

          僕のダンジョン飯とロボコ

          息子は、学校の宿題をちゃんとやっている。えらい。当たり前なのだが、当たり前をできるのはえらいことだ。 今日は、計算ドリル2ページと漢字のプリント1枚と音読と自主学習だ。 息子の勉強スケジュールは夕ご飯の後30分と朝起きて30分やる。 まず、彼は宿題を見て一番簡単そうなものから手をつける。 この日は、漢字が楽だと思ったようで、 始めたはいいが、意外とわからない漢字があって頭を抱えていた。 わからない漢字は調べて、プリントを埋めた。 そして計算ドリルを開くと宿題に出ていた2ページ

          僕のダンジョン飯とロボコ

          かっこいいとか面白いとか

          息子が学校帰りに転んで、膝を擦りむいて泣いていると近所の子が、 教えにきてくれた。 ママーって呼んでいたよって。 ママーって言ったら、いじられやしないかと心配しながら学校へ向かった。 学校近くに、保健室の先生と一緒に息子がいた。 同級生が呼んでくれたようだ。 急いで向かったが、元気そうだった。 膝に絆創膏を何枚も貼ってあった。なぜか、にこにこしていた。 家に帰って、膝の傷を見せてもらった。 大きく擦りむけていて、痛そうだ。 小さい絆創膏しかない。とりあえず家にあるガーゼと

          かっこいいとか面白いとか

          かき氷

          今年もかき氷機を出した。 かき氷機をもらったのは、いつだったかとスマホの写真フォルダの中を探したら4年前のフォルダに入っていた。 まだ小さくて細っこい息子がかき氷機で作ったかき氷を食べていた。たった4年なのに、遠い昔のように感じる。 かき氷機は住んでいたマンションのお掃除をしてくれるおじさんからもらったものだ。 子どもが産まれてすぐに住んだ家で、古いマンションの7階だった。良く言えばヴィンテージマンションだ。 そこは平日午前中は、ゴミ置き場や自転車置き場、エントランスを掃除

          夏の食卓

          枝豆が好きだ。母が枝豆を家庭菜園で作っているので、 夏の食卓には一人一つボールいっぱいの枝豆が並ぶ。 一般的な大のボールだ。お皿には移さない。茹で上がってボールのまま食卓に並ぶ。私も父も母もそれを黙々と食べる。 手を止めない。枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、とうもろこし、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、トマト、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、ナス漬け、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆、冷奴、枝豆、枝豆、枝豆、枝豆

          思春期だ

          今日、「うるせえババア」と言ってしまった。 45歳である。70歳の母に。 これは思春期か。話もしたくない。 忘れてしまったが、中学生の頃にもあったのかもしれない。 今は、はっきりと母からもらった先入観や価値観に嫌気がさしている。 ありがたいと思うこともあるけど、嫌だと思うことの方が多い。 母と距離を取ることにした。 今、自分が苦しい状態にいるからだろう。 優しくできない。話も聞けない。 それに苦しいのは、母のせいだと思っている。 毒親と言っていいのかわからないけど、母を毒

          笹団子と誕生日

          偶然が重なると嬉しくなる。 幼馴染とお昼ご飯を食べる約束をしていた。出かける直前に笹団子をもらった。そして幼馴染から笹に包まれたプレゼントをもらった。 それだけと言えばそれだけだが、それが嬉しいのは。 笹団子が好きだ。母方の叔母は夫婦でお団子屋さんを営んでいて、 お店が忙しい時には、母に連れられて手伝いに行った。小学生なのでお手伝いできることは少なく、邪魔にならないように端っこで遊んでいた。そこは笹の葉の匂いに包まれていて、母は姉妹仲が良く叔母たちと楽しそうに笹団子を作っ

          笹団子と誕生日

          昨日のおかず

          昨日の残ったおかずは冷蔵庫。 朝起きて、麦茶を飲もうと冷蔵庫を開けて昨日のおかずをつまみ食いする。 美味しい。 なんで昨日の残った冷たいおかずって美味しんだろうなあ。 冷たい唐揚げを食べながら思う。 大晦日の夜中に食べる冷たいお寿司も美味しい。 お寿司は多めに買ってきて、少し残る。 残りのお寿司は冷蔵庫。 大晦日は夕方6時頃にお寿司を食べて、0時過ぎまでだらだら寝たり起きたりテレビ見たりゲームしたり、ゴロゴロして過ごす。 夜11時ごろにお腹が空く。 年越しそばは食べない。

          昨日のおかず

          たまには怖い話や不思議な話

          私は怖い話が苦手だ。怖い話のオチがないのが嫌なんだ。 理不尽に嫌な目に遭ったり、その人それでどうなったの?っていうところで話がおわる。消化不良になる。そしてシンプルに怖い。 心霊やオカルトが大好きな夫に言うと、センスないなと一蹴される。 怖い話ってそういうもんだからって。 ある日、寝室のサイドランプが電球を替えてもチカチカしていた。接触不良のようだった。夫とこれ買い替えないとねと話していた。 私は買い物も苦手だ。欲しいと思ってから買うまで時間がかかる。 納得できる金額とデザ

          たまには怖い話や不思議な話

          自分で決めた

          去年の夏休みから親子でカポエイラを習い始めた。 「カポエイラ 親子 体験」で検索し 通えるところで体験できるところを見つけた。 息子の機嫌を伺って行けるタイミングを狙って申し込んだ。 体験当日もかなり気を使った。 夕方6時半からだから、それまでに軽くご飯も済ませたい。 逆算してスケジュールを組み立てた。 新しいことに不安を感じがちな息子には、始まる直前に言った。 「これからカポエイラの体験教室行くからね。嫌だったら見てていいからついてきてね」と言ったら、案の定嫌がった。「見て

          自分で決めた

          「関心領域」

          映画を観に行きたいと思って、調べていたら「関心領域」に辿り着いた。 内容を読むともう苦しい。あれは私だ。 今現在、ニュースでパレスチナの状況を見るたびに心が苦しくなる。 なのに何をどうしたらいいかわからない。 言い訳だ。偉そうに自分は違うとでも言いたいかのように。 私みたいな何も力を持たない個人に何ができるのだろう。 蟻 集まって樹を揺るがすように世論は力だ。虫のような小さな声でもあげていきたい。私に何ができるのか。 一刻も早く停戦してほしいのに何をしていいのかわからな

          「関心領域」

          クリームパンと小さな手

          息子は小さい頃から、美味しいところだけ食べる。 息子と夫と夫の友達と出かけて、 息子がクリームパンのクリームの部分だけ食べて、 まわりの部分を夫の友達にあげて、 「僕の健康のこと考えてくれてはるわ」と言って食べてくれていたよと笑って教えてくれた。 ピザもそうだ。具の乗ってない耳の部分は私に渡す。 私はピザの耳の部分が好きだから、まぁいいかと食べている。 しかし、これを家以外でやっていては彼のためにならないと 最近は全部食べるように言っている。 デリバリーのピザならクリスピー

          クリームパンと小さな手