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気功には動きが決まっているものと、自由にふらふら動き、自然治癒力を高める方法があります。

中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室で習ったことや、盛先生のお話し、参加者の体験談、『気功奥義』シリーズを編集しながら教えてもらったことなど、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

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「夏休みラジオ体操の会場はこちら」

近くの神社の張り紙を見て、
今でも夏休みのラジオ体操が
続いているのかぁと懐かしさを覚えました。

今もラジオ体操のカードに
ハンコを押してもらっているのでしょうか。

ラジオ体操のように動きが
しっかりと決まっている体操は、
わかりやすいし
やっていて安心感があります。
私はわりと好きです。

気功にも
ラジオ体操のように動きが
決まっているものがあります。

甩手(さいしゅ)とか
動功(どうこう)など
何百年も伝えられてきた
決まった動きがあります。

一方、気功には
自発動功(じはつどうこう)のように、
決まった動きがない気功法もあります。

自発動功は、
自由に身体をふらふらさせて、
身体が自然に動くに任せる気功法です。

貧乏ゆすりやあくびも自発動です。
人は誰でも身体の中にお医者さんを持っています。

自発動功は自分が持っている、
自分自身の病気を治す力を最大限に引き上げ、
病気を内側から治していきます。

自由で決まった型がない
自発動功が好きという人もいますが、

逆に自由に動けと言われても
どう動けばよいのかわからない
という人も多くいます。

子供は幼稚園ぐらいまで
いつも身体を動かしているね。

よく、突然走り出す子供がいるじゃないか。

あれも自発動だね。
子供は常に身体を動かしているから、
肩が凝らない。

でもそれが小学校に入り、
ずっと座ることを学び始めると、
自発動がなくなってしまう。
疲れちゃうね。

ある時、
自発動功について、
気功教室で盛先生がそうおっしゃっていました。

ずっと座って勉強ができる。
ずっと座って仕事ができる。


それが良いことのように
教えられてきましたが、
気功的にみると
ちょっと違うのかもしれません。

もしかしたら、
自分の身体の内側から
湧き出してくるエネルギーを
押さえ込んでしまっている状態
なのかもしれません。

自発動功は、

自分の身体の中の
生命エネルギーを解放して、
身体の中に溜まったものを吹き飛ばす方法

です。

うまく成功すると、
自然治癒力が今までになくぐんと高まります。
身体を元の状態に回復させます。

有名な芸術家には
無意識に自発動が出ている人が多いそうです。

宮崎駿さんのテレビを見ていたら、
彼は絵コンテを描きながら
ずっと貧乏ゆすり、
自発動をしていたね。

彼はずっと自発動をしながら、
描いていた。

だから、
あれだけの作品を描けるのだろうね。


私が中国にいた時、
ずっとしゃべりながら漢詩を
書いていた書家に会ったことがあるね。

「どこから来たの?」
「へぇ。そんなに遠くから来たんだ」
「この後、何するの?」

普通に喋りながら、どんどん漢詩を書いていく。

成功している人、夢中の人は、
自発動で、自分の内面のしたいことをしている。
だから成功するんだね。

そんな話もされていました。

毎朝のラジオ体操も、
もちろんよいと思いますが、
毎朝の気功、
毎日の自発動功は、
みんなを自由に、
元気にしてくれる気がします。

ではまた!

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