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気功と意識|盛鶴延先生に教えてもらった気功をする時の意識の持ち方についてお伝えします。

気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。

***

ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。

なんの話からだったのか
コロナの頃の話になりました。

コロナが猛威を振い
皆が外出も控えていた頃、

盛鶴延先生は
ご自宅で
甩手(せいしゅ)の元の
武術の套路(とうろ)をされて
身体が鈍らないように
されていたそうです。

通常、
教室で習っている甩手は、
武術の套路の中の
真髄の部分を
切り出したものです。

例えば
甩手1(瀉法)は

両手を前後に
振り子のように振り
指先から
身体の中の邪気を出します。

甩手1(瀉法)


足は動かしません。

しかし
元々の
武術の套路は
足も含めて
全身の動きがあります。

盛鶴延先生が
見せてくださった元の套路は
キレッキレで
ものすごくカッコいいです。

動きがダイナミックで
何回か行うと
息が切れます。
(修行していないと)

盛鶴延先生は
その
元の武術の套路を
ご自宅で
されていたそうです。

1日200回と
数を決めて

ご自宅の廊下を
往復しながら
されていたそうですが、

その時の
こういう意識を持ちながら
されていたそうです。

1日200回。

数を数えながら
やるのですが、

その時、
ただ
1、2、3、・・・と
数えるのではなく、

例えば
5の時は
自分が5歳の頃、

6の時は
自分が6歳の頃、

とその年代の時の
自分を思い出しながら
数えていくのです。

すると、
あぁ。
13歳の時には
こういうことが
あったなぁ。

18歳の時には
こういうことが
あったなぁ。

42歳の時には
日本に来たなぁ。

その年々の
出来事が
思い出されます。

そうして
数えていると

あっという間に
100になりますね。

100になったら
また
1から
数え始めて
200まで。

そうしていると
200回は
本当に
あっという間ですね。

今回は
盛鶴延先生に教えてもらった
気功をする時の意識の持ち方
についてお伝えします。

***

盛鶴延先生は
楽しそうに
この数を数えるお話を
されただけでしたが、

私は
そのお話を聞きながら

これは
採気(さいき)という気功法も
兼ねているのではないか

と勝手に思っていました。


採気とは、

蜂が花の蜜を
採ってきて
巣に蜜を貯めるように

意識で、
心地のよい場所の
気、エネルギーを
持ち帰り貯める瞑想法です。

例えば、

海や山、
あるいはハワイなど
どこでもよいのですが、

そういう
気の良い所を
イメージしながら瞑想し、

意識で
その良い気を
持ち帰ってくるのです。

採気で
イメージする先は、
場所でなくても
昔の自分でも構いません。

5歳の時の自分、
10歳の時の自分、

子供時代の
自分を思い出し、

その時の
自分に意識を合わせ、
その時代の
若々しい、
元気なエネルギーを
持ち帰ってくるのです。

まさに
盛鶴延先生は

甩手をしながら
その年、その年を思い出す。

というのは
その思い出した年の
元気なエネルギーを
持ち帰っていたのでは
ないかな。

そう思ったのです。

ただ、
盛鶴延先生は
そんなこと一言も
おっしゃっていないので

本当にそうなのかどうか
わかりませんが、

私も真似て
やってみました。

私は毎朝
香り気功初級にある
「目に気を入れる気功法」
(耀眼佛光 ようがんぶっこう)
をしています。


「目に気を入れる気功法」(耀眼佛光)

108と数を決めて
やっているのですが、

その時、

1歳
2歳
3歳


その年々の自分を
思い出しながら
やってみることにしました。

自分の
年齢以上の数字は

その年々で
どんな風に
過ごしているかを
想像しながら
やってみたのですが、

面白いです!

10、
11、
12、
……

と、1回の時間
つまり1年の時間が
とても短いので

例えば
10歳で思い出すと言っても
何かの景色、シーンを
瞬間思い浮かべる程度なのですが

それでも
そうして
1年1年
思い出していると

その時間、空間は
昔とつながっている気がします。

そして
面白いのは

年齢が変わっても
思い出す景色が
あまり変わらない年代と

毎年毎年
どんどん景色が
変わっていく年代が
あることです。

しかも
ある程度
傾向はあるとしても

毎回やるたびに
ちょっとずつ
思い出す内容が
変わっていきます。

そして
自分としては
発見だったのは

これから先の人生が
想像以上に
長いなと
感じたことです。

(108歳まで
 数えていますから!)

そして
90、
91、
92、
……

になっても
毎年、
思い出す景色が変わるような
人生が良いなと
思いました。

そして
そんなことを思いながら
耀眼佛光をやっていると

確かに
108なんて
あっという間だなと
感じました。

では、また!

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