気功と時間|「雑念をなくしたいのです!」という質問に対する盛鶴延先生の回答をお伝えします。
気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。
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ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。
盛鶴延先生の気功教室は
毎週木曜日
19-21時に
東京の自由が丘で
開催されています。
前半の1時間は
盛鶴延先生の気功のお話で
後半の1時間は
実際に
盛鶴延先生と一緒に気功をします。
前半のお話の時間、
盛鶴延先生に
自由に質問ができます。
その日も
40代の男性が
站桩功(たんとうこう)
について
こんな質問をしました。
「先生。
站桩している時、
意識は
ぼーっとした方がよいと
本に書いてあったのですが、
どうしても
ぼーっとできません。
ぼーっとしよう、
ぼーっとしよう。
思えば思うほど
次々と
雑念が湧いてきて
ぼーっとできないのです。
どうしたらいいですか?」
その男性は
多分かれこれ
3年ぐらい
教室に通っている方です。
定期的ではなく、
半年後に
ひょこっと顔を出される。
そんな感じの
通い方をされている方です。
ただ
教室にはこなくても
自宅で気功は
ずっと練習しているそうです。
特に
瞑想法が好きらしくて
盛鶴延先生も
彼が教室に来ると
「うん。
瞑想しているね」
といつも
声をかけられます。
盛鶴延先生の
気功教室は
畳の間のため
座布団に座ります。
その日
盛鶴延先生は
座布団に
座っている
彼をご覧になりながら
「うん。
すとんと
会陰のところに
重力が落ちているね」
とおっしゃっていました。
そう言われて
彼を見ると、
確かに
すとんと
何かが
落ちているように見えます。
そんな
彼の質問だからでしょう。
盛鶴延先生は
彼に対して
こうおっしゃいました。
そして
教室のみんなを
見ながら
こうおっしゃいました。
今回は
「雑念をなくしたいのです!」
という質問に対する
盛鶴延先生の回答
についてお伝えします。
***
この盛鶴延先生の
回答に
実は彼はちょっと
戸惑っていたようでした。
それはそうでしょう。
彼は
「站桩の時
集中できない。
どうしたら
集中できるのでしょう」
とある意味
単純な質問を
しただけです。
彼が期待した答えも
「それは
こうしたらいいよ。
意識はここに
集中したらよいよ」
など
単純な
具体的なものだった
と思います。
それがいきなり
気功の最終目的
胎息呼吸の話
をされたのですから、
それは
びっくりするでしょう。
しかも、
肝心の
どうしたら集中できるか
に対する答えはなく、
です(笑)。
でも
第三者として
傍で聞いていた私は
彼だからこそ
このような回答を
されたのだろうな
と思いました。
彼は私が見ても
「あっ。
仏像様が座っている!」
と思うほど
ストンと
座る方だからです。
何も言われませんが、
多分、
ものすごく
練習されているのだろうな
と思います。
盛鶴延先生は
続けて
彼にこうおっしゃいました。
そして
教室のみんな全員に
站桩功の
正しい立ち方、
意識の持ち方について
丁寧に
説明してくださいました。
***
その日の
教室の帰り、
私は
電車に乗りながら
しみじみ思いました。
盛鶴延先生は
優しいなぁ。
本当に
優しいですよね、
では、また!
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