気功と道教|気功的「自分を大切にする方法」のお話しです。
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室のお話し、参加者の体験談、『気功奥義』シリーズを編集しながら教えてもらったことなど、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。
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最近、よく目にする言葉のひとつに
「自分を大切にする」
があります。
雑誌の記事、ネットの記事、本のタイトルなど
色々なところで目にします。
試しにグーグルで
自分を大切にする
を検索してみたら
3億9千9百万件も!
ヒットしました。
さ、さ、さんおく••••!!!
つまりそれだけ多くの人が
自分を大切にしたいけど
でもどうしたらよいのかわからない
と悩んでいることだと思います。
今日はそんな
自分を大切にしたいけど
どうしたらいいのだろうと
思っている方に
気功的、
自分を大切にする方法のお話しです。
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気功は中国5千年からなる健康文化です。
そして道教の影響を強く受けている中国で発展したため、気功も道教の影響を強く受けています。
日本でも
道教が広く紹介されるようになってきましたが、
それでも私達日本人は、道教ではなく、仏教や儒教の影響を受けていると思います。
しかもそれは
仏教だ、儒教だと意識する以前の
常識的なものの見方、考え方、
自分達が影響を受けているとは
気づかないレベルで
強く影響を受けていると思います。
少なくとも、私はそうです。
なので、盛鶴延先生に
道教的なものの見方、考え方を
教えていただく度に
びっくりするというか、
その考え方の違いに驚くというか、
それが無性に面白いというか。
例えば、道教では
自分自身を大切すれば
それだけで、もう親孝行
と考えるそうです。
自分を大切にするだけで
親孝行?
もちろん言わんとすることは
わかりますが、少し違和感も覚えます。
それだけでいいの? って。
ただ、その理由はちゃんとあります。
自分の命は両親、
そしてその両親、
そしてその両親と
先祖からずーっと
何千年もかかって
今まで伝わってきた命です。
だから
その自分の命、
自分を大切にすることは、
両親、そしてご先祖様の代々の財産である
自分を命を大切にすることなので、
それだけで親孝行。
つまり、
自分を大切にする。
自分の命を大切にする。
それが何よりも大切。
それが道教の考え方です。
やはり儒教仏教とは
大きな違いがあります。
では、そんな道教では
どのように自分を大切にするのでしょうか。
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ある時の気功教室で
盛先生がこんなお話をしてくださいました。
またある時の気功教室で
こんなお話しをしてくださいました。
これも、自分を大切にすることだと思います。
もちろん、
私もすぐに2種類。
好きな香りのお香を買ってきました(笑)!
そしてある時、
こんなアドバイスをくださいました。
この話は
私が気功を習い始めた頃に
教えていただいた話なので、
初心者の方に向けた
アドバイスなのかもしれませんが、
站桩功(たんとうこう)の練習をしているものの
なかなか
長い時間立っていられない。
どうしたら
長時間立つことができるのだろう
と思っていた時のことです。
盛先生はさりげなく
とおっしゃりながら
最後の、
今日はおしまい。
の言葉と合わせて
站桩の収功の動作をされたのです。
もちろん、すぐに
40分バージョンの
自分の好きな音楽を用意して
それを聴きながら
站桩功の練習をしはじめました。
なかなか
40分までできないのですが(涙!)
でも、これも
自分を大切にすることだと思いました。
自分の好きな音楽に包まれながら、
ぼーっとした感覚の中で站桩功をすると、時間の感覚が違う気が、私はします。
では、また!
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