気功と重力|気功をする時の姿勢と重力についてお伝えします。
気功 ブログ|
中国正統派気功老師 盛鶴延先生の気功教室(毎週木曜日、東京自由が丘で開催)のお話しや参加者の体験談などから、「気功で自分の健康を自分で守るために大切なこと」をつづっています。
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ある日の
盛鶴延先生の
気功教室でのことです。
盛鶴延先生の気功教室は
毎週木曜日
19-21時に
東京の自由が丘で
開催されています。
前半の1時間は
盛鶴延先生の気功のお話で
後半の1時間は
実際に
盛鶴延先生と一緒に気功をします。
前半のお話の時、
いろいろ自由に
質問などもできます。
その日ば
40代半ばの男性が
小周天(しょうしゅうてん)
呼吸法について
こんな質問を
盛鶴延先生にしました。
「小周天をする時の姿勢、
坐禅の姿勢ですが、
僕は
真っ直ぐではなく
身体をちょっと
前に倒した方が
背中に気が
昇っていきやすい
感じがするのです。
それは
どうなのでしょうか」
小周天呼吸法とは
身体に気を巡らす気功法です。
坐禅をし、
息を吸いながら
会陰から背中の
督脈(とくみゃく)に
気を昇らせます。
頭の上についたら
息を吐きながら
身体の前の
任脈(にんみゃく)に
気を降ろします。
そうして
気をぐるっと一周させます。
身体の中に
気の流れを
つくることができます。
彼は
この背中の督脈に
気を昇らせる時
ちょっと
前傾する方が
背中に気が昇りやすい。
それはどうなのか。
と質問したのでした。
盛鶴延先生は
彼が
「こんな感じです」
とやってみせた
坐禅の姿勢を
ご覧になりながら
こうおっしゃいました。
今回は
気功をする時の姿勢と重力について
お伝えします。
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盛鶴延先生は
よく
気功は物理学だと
おっしゃいます。
確かに
物理的に考えれば
重力が
100%
下に落ちるのは
身体が垂直の時です。
身体が前に70度傾けば
その分、
力は分散し
下に落ちる重力が
減ります。
また
前に傾くことで
身体の重心が
会陰の位置からズレるため
会陰に重力が
集まらなくなります。
正直、
彼が言っていた
ちょっと前傾すると
気が昇りやすい気がする
という感覚は
私も何となく
わかる気がするのです。
物理的イメージ言うと
垂直の崖を
よじ登るより
70度ぐらい
傾いた坂を
登っていく方が
登りやすい気が
するではありませんか。
でも
それは
やはり違うのだと思います。
盛鶴延先生は
著書の中で
こうおっしゃっています。
この話と
彼の話を聞きながら
盛鶴延先生が
よくおっしゃっている
伝統気功の良さを
思い出しました。
もしかしたら
背中に気を昇らせること
に関してだけは
70度ぐらい
前傾した方が
気を昇らせやすい時が
あるかもしれません。
しかし、
その方法を続ける限り
その先の
100まで、
1000までの道には
つながらないのだな
と思ったのです。
何千年も伝わる
伝統気功の教えを
しっかり学べることは
本当に
有り難いことだと
改めて思いました。
そして、
まずは
正しい姿勢で
カタンと
会陰に重力を集めることから
練習していこうと
思っています。
では、また!
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