40代からでも遅くない!ベリーダンスで取り戻せた一人の女性としての時間
こんにちは。基弘会介護士の吉岡です。
以前に唯一の趣味である御朱印集めについて、記事を書かせていただきました。
実はその後すぐに習い始めて半年たった今もドはまり中の習い事があります。記念すべき2回目の記事は、この習い事について書かせていただきます。
皆さんはベリーダンスをご存じですか?
セクシーな衣装を身にまとい、しなやかな動きで女性の美しさを表現するダンスです。
そうなんです、ドはまり中の習い事とはベリーダンス!!!
運動音痴でダンス経験もなく、セクシーでもしなやかでもないわたしが、なぜこの習い事を選び、ドはまりしているのか。
最後までお付き合いいただけたら幸いです。
ベリーダンスの起源
ディズニーの名作映画「アラジン」を想像していただくのが1番わかりやすいのかなと思います。
世界最古の踊りと言われていて、本来は「オリエンタルダンス」といい、西洋に伝えられてから「ベリーダンス」と呼ばれるようになったそうです。
ベリーとはおなか(belly)という意味です。
その名の通り、おなかの動きに特徴があって、おなかのお肉をぷるぷる震わせながら腰を旋回させる独特のダンスです。
中東では、「太っていることは富と健康の象徴」とされていて、ふくよかな体はとても魅力的。だから、プロのベリーダンサーは豊満な体つきの方が多いそうです。
古代エジプトで、子孫繁栄と豊穣を願い、女性のために女性が踊ったダンスが、ジプシーたちによって口頭で広い地域に継承されたとされています。
現代になって世界的にベリーダンスが広がるきっかけとなったのは、1983年にシカゴで開催されたワールドフェアーで、エジプト人が披露したベリーダンスがアメリカ国内で大きな話題になったことです。
女性であることを謳歌し、女性にしか持ちえない美しさを最も表現できる踊りとして、アメリカ全土で絶賛され、世界中に広まり、今日のベリーダンスに受け継がれています。
ベリーダンスを選んだ理由
わたしがベリーダンスに興味を持ったのは、今から6年ほど前の39歳のときです。
わたしの20代30代は子育て中心で、生活のためにたくさんの仕事もしてきました。自分の時間など皆無で、さらに自分にお金を使うことすら考えられませんでした。
こどもの成長に伴い時間に少しだけゆとりがでてきた30代後半、ふと自分自身を見つめなおしてみたんです。勉強・部活と自分のやりたいことにひたむきに打ち込むこどもたちを今まで支え、自分も一緒にやった気になっていましたが、趣味もなく資格も特技もなく、わたしってなにもないな、と。
そんな時、暮らしや人柄が大好きなとても清楚なモデルの雅姫さんの「40代の前とあと」という記事をネットで読み、「40歳からは自分が人生の主人公に」という一文をみて心が震えました。彼女も20代30代を仕事と子育てに費やし、ちょっとゆとりがでてきた40代にまずやりたいなと思ったのが習い事だったそうです。
その習い事として選ばれたのがベリーダンス!
彼女がベリーダンスを選ばれた理由はいろいろあるんですがここでは割愛し、清楚で華奢な大好きな雅姫さんが、エキゾチックな衣装を身に纏い踊られている姿に一瞬で心奪われました。その日からベリーダンスについて調べ、自宅近隣で習える教室が無いか探し始めたのですが……。
難航する教室探し
まず、子育てしながら働かれている女性の方ならご理解いただけると思いますが、毎週決まった曜日の決まった時間に自分のために時間を割くことの難しさ!
子供の行事や習い事、仕事のシフトの都合などで、今週は月曜にいけるけど来週は火曜しか無理やわぁ、逆に予定が急に空いて今すぐならいけるのに、などなど。1か月の月謝を納める限り、1回も無駄にしたくないという精神から、毎週通えるか不確かな教室は選べない!という謎の使命感。
更に、レッスンの時間+教室への移動時間はわたしの場合とれても2時間ぐらいまで。となると、近隣はおろか、梅田や心斎橋の都心の大手の教室ですらわたしの希望に沿った教室はありませんでした。
忙しい毎日の中、あきらめずに自分にフィットする教室を細々と探し続け、ついに自宅から自転車で通えそうで時間の融通も利く教室を見つけましたが、そもそも身近にベリーダンスを習うことそのものを反対する人がいました。
それはパートナー。
こどもたち(女の子2人)は、母の好きなことをしたらいいよーと賛成してくれました。しかし、男性の中には、ベリーダンスはいやらしい踊りとの認識があるようで、パートナーにいい顔をされませんでした。
動画を見せたり、なぜやってみたいかや練習は地味な服だと説明しましたが、やりたいなら勝手にすれば的な返答。わたし自身も、反対されて気まずい気持ちで習いにいくのも嫌だし、パートナーの嫌がることはしたくないので、ベリーダンスへの情熱はいったん胸に収めることにしました。
その後の数年間の生活も、ベリーダンスが習えないからと言って不満があるわけでは決してありません。
御朱印集めや子育て、それに仕事や日々の家事にと毎日忙しくも充実した日々を過ごしてきました。
でも、更にこどもも成長する中、わたし自身の考えも変化してきたんです。
まずは2年半前に一念発起し、全く無知の世界の介護職に転職しました。こどもに背中を押され、興味のある介護の仕事に進み、今は国家資格取得に向けて勉強しながら現場での経験を積んでいます。社員になり、掛け持ちしていた仕事をひとつにしたことで、お金と時間にゆとりができ、再びベリーダンス熱が燃え上がってきたんです。
理想の教室と運命的な出会い!
流行り病の影響で、様々な習い事がオンラインにかわりつつあるとき、あきらめきれずに地味に教室を探していました。
そんな中2021年12月に、地元の掲示板的なコミュニティで、先生の自宅でのプライベートレッスン、更にある程度こちらの希望する時間で、更にさらには自転車で15分ぐらいの教室を見つけたんです!
すぐにメールを送り、次の仕事の休みに体験レッスンの申し込みをしました。わくわくして迎えた体験当日、入り口を入った瞬間から流れているアラブ音楽にテンションが上がり、全く踊れてはいませんが先生の動きをまねして無心に体を動かす心地よさ、あっという間の1時間でした。
こじんまりしたアパートの教室に、はじめてでも理解しやすい丁寧な先生の指導、さらに次のレッスンの予約を急かされることもないゆるい空気に惹かれ、すぐに次の予約をしました。
習い始めてからのいろんな効果
習い始めてからわかったんですが、ベリーダンスにはダイエット効果と美容にも効果があるそうです。
腰の動きが中心のダンスなので、インナーマッスルが鍛えられ、ウエスト周りが引き締められるそうです。さらには腰が引き締まってくびれも手に入れられるとか!!(効果は今のところまださっぱりですが笑)
ベリーダンスはしぐさや身のこなしがしなやかで、女性ホルモンが活性化されているような気持ちになります。これから来る更年期ともうまくお付き合いしていかないといけないのですが、なにかしらのプラス作用はある気がします。
仕事が忙しくてくたくたなときや、さらに資格の勉強などで時間が無いときは1か月丸々教室に行けない時もあります。逆に気分が乗って時間に余裕があるときは、週に数回立て続けに行くこともあります。自宅で先生の動画を観て練習することもあります。
人前で不格好な踊りを踊るのは恥ずかしいですが、マンツーマンなので誰にも見られることが無いので一心不乱に舞うことができます。さらに、個々のレベルに合わせての指導なので、全く上達しないわたしに最適な指導をしてくださいます。先生はヨガやピラティスの指導もできる方なので、夜勤明けなどでレッスンにいき、ベリーダンスを踊る体力が無いときはそちらに変更をしてもらっています。
家庭では、自分のために時間とお金を使っているという心の満足感から、毎日の家事や料理を更に丁寧にできるようになった気がします。こどもたちももう大学生と高校生で、自分の世界と時間を持っています。
3人で過ごせる時間はもちろん大事で、一緒にいるときはたくさん話しますが、離れていてもそれぞれの時間を過ごしていても、わたし自身が自分の世界を持ったことでよりお互いを尊重できるようになりました。
一人の女性として
わたしは、決してベリーダンスがうまく踊れるようになりたいとは思っていません。ただベリーダンスを続けていきたいんです。それは、上達するより大好きなことを続けることで、母としてではなく一人の女性としての時間を持つことが出来るから。
まだ習い始めて半年ですが、わたしの内面に大きな影響を与えているベリーダンス。
ひとそれぞれに心惹かれるものは違いますが、みなさまにもそんな出会いが訪れますように。
Text by 吉岡希織
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