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2024年も残り僅か。来年の種まきに忙しくって、気がついたら時間に追われていないですか?
昔、手帳の予定が埋まっていないと不安だったことがあります。かれこれ、30年以上前の話です。いまは、白紙の日が嬉しい。例えば、今日のように、ミーティングが1件だと、いろいろ裁量を持って対応ができる。
急な相談も、お願いも笑顔で対応できる。
副業とか、対談依頼とか、様々な業務を業務時間を調整して行っていると、みなさんに決まって言われるのは
「何人いるのですか?」という存在確認。
どの仕事も、線で繋がっているので、別の仕事していて、別のアイディア浮かんだり、これ解決に繋がるなと思ったら書き留めてあとで見返したり・・・
個別に全部やろうと思ったら、5人いても片付かないです。
前職では、部下の方が秘書的なタイムマネジメントをしてくださっていて、時間考えずにいろいろ進んでいくの楽だな・・・って思っていました。
私自身、秘書的な業務をしていたことがあるので、タイムマネジメントの難しさを常に感じています。
効率化は問題解決ではなく、わんこそば状態
そうそう、生成AIで効率化できたり、他の人に分担したり、どんどん仕事を軽くしたら「わんこそば」のように空いたところに秒で押し込まれる。
やりたい課題に向き合う時間が削られて、不機嫌になる。あれ?時間を生むためのDXが、単なる機械化になってる???
先日の対談で「どうやって仕事(本業)を捌いているのですか?」と聞かれました。みなさんはどう考えていますか?
私は、「1年を11か月。1か月は15日(稼働日のみ)」で考えています。
つまり、1年で、1か月以上、ゆとりを創る。このゆとりの間に副業したり、不足した知識を補ったりして、次に備える。
営業の方々が、来年に向けて今、営業活動に精を出すのと同じ感覚です。
いま蒔いている種は来年以降に花咲きます。種を蒔かなければ、ずっと追われてしまうし、一向に目標は達成しない。
社長業をしている時に気がついてから、以降ずっと続けています。
社員全員で社員旅行に出かけ、1年を振り返る。この人参のために、11か月を有効に活用する。
閑散期と繁忙期。某鉄道だけの話ではありません・・・
業界ごとに閑散期と繁忙期があります。
業務によっても閑散期と繫忙期がある。
繁忙期に全力疾走できるように、閑散期に準備のための余裕をしっかり持つ。
閑散期の真ん中に、繁忙期のことを話してものど元過ぎているので、クライアントにどう話しても「はぁ・・」で終わる。逆に「繁忙期」に、メンドクサイ商談しても「いま、忙しい(怒)」で終わる。
繁忙期には、忙しいを解決する仕組み、閑散期には繁忙期の地獄を忘れないうちに解決策のご提案。
もっと落ち着いたら、時間があるから解決できる仕組みを紹介する。
当たり前の話なのですが、これが結構難しい。
通年モノのサービスがたくさんあれば、尚のこと。
”浮き輪は冬にはあまり売れない”のように、沢山売れる時期を自分で設定する。クライアントの季節を業界や業務で設定して、そのタイミングにあった商材を決めて紹介する。
いまの営業活動は、いまのためではなく、未来のために種を蒔く。
種は蒔く時期が決まっていて、間違えると永久に土の中にいる。
そういう余裕を持つためにも「白紙の時間」をつくる。
稼いでいる人ほど、実は忙しそうに見えないのは、自分自身の「閑散期・繁忙期」を分けているからだと思います。
まずは、分類してみるから始める
まずは、予定表に書かれているタスクを分類して、誰かに移管できるか。そもそもやめていいかを考える。
”好きと嫌い。得意と不得意。”
”Customer Value と Business Value と Non Value"
無意味な対面会議に参加しないのは、Non Valueと捉えているから。
その対面会議、お客様にとって本当に必要なことですか? リモートと対面での違いはなに?
時間は有限。わたしの時間は、わたしが大事にしないとずっと粗末に扱われてしまいます。
年末の気忙しい時期だからこそ「時間に追われない自分」を創りませんか?