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【16】日ソついに開戦~8月14日

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今回はコチラから。

8月14日。
掖河の前方各地は敵の射程内に入った。

壕の内外は人の波で、台地には野砲が備えつけられ、われわれも最後は戦車肉迫攻撃をするよう準備に入った。
それが如何に追いつめられたとはいえ幼稚なものであり火薬も本来の肉迫攻撃用のものではない、如何に大和魂をもってするも龍車に向う蟷螂の斧で勝敗は明白である。

しかし、我が苦しい時は相手もまた苦しいとみなければならぬ。
両角少尉はこれを使うようにと言って軍刀と拳銃を私に渡した。
そのため今までの重い95式軍刀や拳銃を他に渡した。
時、まさに一死をもって国に報ゆるとき―われに後顧の憂いなしだ。


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おじいちゃんの【シベリア抑留記】
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