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#00-いきなり、やってみませんか!グラフィックハーベスティング基礎

・遂に今年も始まりました、札幌市みんなの気候変動SDGsゼミ・ワークショップ

第0回目の「グラフィック・ハーベスティング基礎講座」は、スタッフを合わせて60名を超える参加がありました。こちらのnoteでは、その様子をレポートしたいと思います。

今年のゼミ・ワークショップへようこそ

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札幌市の佐竹さんから、ウェルカムメッセージがありました。

「昨年のように、実際に集まる場をつくりたかったですが、新型コロナの影響で難しくなりました。しかし、こうしてオンラインで実施することで、日本全国、海外からの参加できる場になっています

ちなみに、昨年度は全8回でした。今年度は「コロナだから大変」。だから、減るかと思いきや、全13回に増えています。わおー。

いきなり、やってみませんか!

その後、今回ホストのグロス梯愛依子さんから、お呼びかけがありました。

「百聞は一見にしかず!やってみるのが一番!いきなり、やってみましょう。」

その元気な声にリードされて、さっそく、みんなで絵を描いてみます。参加の皆さんは、戸惑っている暇もなかったのではないでしょうか。線や図形、人や表情の描き方を練習しました。

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(作:ナオちゃん)

手がアイデアを連れてきてくれることもある

その後、ホストの牧原ゆりえさんから意図が明かされました。「やってみてから、理解する(手→頭)」。そのような、ものごとの進め方への招待がありました。

むむ、そうか。もしかしたら、私たちは普段、何かに取り組むにあたり「理解してから、やってみる(頭→手)」の順番ですることが多いでしょうか。

ゆりえさんはこう続けます。「気候変動・SDGsは、よーくわかってから始めたのでは、間に合わない。そういった、むずかしいこと・ふくざつなこと・大切にしたいこと・時間が限られていることに取り組もうとする時、まずは、手を動かしてみませんか。手がアイデアを連れてきてくれることもあります

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(作:たかあけさん)

今回は、全ての回がオンラインです。コミュニケーションは言語優位、また、画面越しでは、人の心の機微がわかりづらくなりがちかもしれません。

それゆえ、「まずはグラフィックを描いたり、手足を動かしたりすることで、あとからアイデアや理解がやってくる」というコミュニケーションを身につけていくことは、私たちがより意味ある時間を過ごすための大きな助けになりそうです。

誰かのストーリーから「収穫」をしてみる

続けて、みんなで、一人のお話を聞いてみました。それを聞いて、それぞれが受け取ったことをグラフィック(絵、文字、その他)で紙に書いて、シェアします。

そのシェアにあたっては、zoomでお話をしてみることに加えて、このゼミのために用意されたslackを活用しました。みんなが描いたものが、リアルタイムで手元にどんどんアップされてきます。私はそれを見てなんだかワクワクしました。みんなの「共同アトリエ」みたいで。

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スマホから見るとこんな感じ

さて、今回お話ししてくださったのは、札幌市のゆかさんです。

ストーリーの詳しい内容は、ここには書きません。人の数だけ受け取った意味があります。そこで、ここではあくまで「私の目と耳で受け取ったこと」をシェアします。

ゆかさんは、必ずしも全ての理解や気持ちが追いつかないまま、とあるイベントやワークショップを行ったことがあるそうです。しかし、その道のりで、人が成長する姿などを目の当たりにした結果、最後に、自分が「追いついた」と感じたことがあったと言います。そこには、「まずやってみてから、わかる」を実践するゆかさんがいた。そんな風に、わたしの耳には聞こえました。

わたしの収穫|まずやってみない?

私は、ゆかさんのストーリーを聞いて、この第0回の意義と、自分自身のことを振り返っていました。私は、誰かと共にはたらくことを誘うにあたって、つい「まず頭でわかってもらおう」と、説明することに時間を費やしてしまうことが多いかもなあ、と。

大切なことに限って、わかりづらく、数字にはしづらく、そもそも言葉にし尽くすことができないことも多いものです。思えば、言葉を尽くしても結局わかってもらえず、気持ちが疲れてしまったり、取り組みが望んだ方向へと進まなかったりすることもありました。

もちろん、わかりやすく説明をする努力も大切です。しかし、わかりづらいものであっても、それが大切なことならば、「やってみることを通じて、意味を分かちあおう」とお誘いができたなら、また別の現実が立ち上がるかなと思いました(たとえば、説明するよりも早く理解してもらえるなど)。これからは、説明を尽くす前に「まずやってみない?」と誘ってみたいと思います。

・・・

以上が一例です。こんな風に、参加したみんなでストーリーから「収穫」したことを分かち合いました。

みんなの声

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答えを当てるのではなく、自分がどう思ったかを共有するのが新鮮
SDGsと聞いたから難しい理論が始まるかと思ったら。今日学んだことは、孫ともっとわかりあうために使えそうです。
大切なことを選んで書くことの難しさを感じた。

(…「むずかしい」と言いいながら、笑顔の人が多く見えましたが・・)

毎回+α 学びのチャンス

おわりに、今後についてご案内がありました。

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(作:たかあけさん)

①放課後「グラフィックお姉さんとのふりかえり」

今回、みんなで入門した、この描いてみる技法のことを「グラフィックハーベスティング」と言います。

今回、みんなで入門したこの描いてみる技法は「グラフィック・ハーベスティング」の一部です。第1回から、本編終了後の30分(21:05-21:35)、全国各地のグラフィック実践者との学びの場「グラフィックお姉さんとのふりかえり」を開催します。もちろん経験は問いません。描いてきた方も、これから描いていこう!という方も、ガチで関心がある方ならどなたでもご参加くださいね。ピンときた方、なんか気持ちが動いた方、ぜひ一緒に過ごしませんか。お待ちしています。
参加をご希望の方は以下のお申し込みフォームをご利用ください。

(※この会はzoomのリンクが本編と異なります。お申し込みいただいた方にリンクを別途お送りいたします。)

②じわくら

ワークショップは中盤から、SD(持続可能な発展)のための枠組みや共通言語を学ぶ時間があります。

「SDGsのSDって何でしょう?ー持続可能な発展。気候変動は、自然が持続可能でなくなっていることの表れと言えるでしょう。将来のニーズを損なうことなく、現在世代の・・つまり私たちみんなのニーズを満たすこと、これが持続可能な発展をするということ。どうやったらニーズを満たすことができるんでしょうか?買い物をたくさんすることでしょうか?第2回で予定されているSDの基礎と、第4回以降、後半40分の時間を使って行うじわくらの学びの時間で、「みんなが幸せに暮らす」を実現するための、しあわせの作り方と、暮らしの舞台である土台(社会と自然)を壊していかないための考え方を学んでいきます。じわくらというのは、持続可能な私たちの暮らしを感じ考えやってみるために学ぶひと時です。お楽しみに!」

③メディア編集室(名称未定:みんなで決めましょう)

この取り組みがさらに知られ、各地で広がることを願っています。そこで、今年度は、noteでのブログメディアに加えて、新しいチャレンジにお誘いをしたいと思います。動画での発信です。このゼミ・ワークショップが終わった後に、30分ほど、主に私がパーソナリティ/ホストを務めて、ふりかえりダイアログを行います。毎回、それぞれの目線や収穫を持ち寄って、全体として何が起きていたように見えたかを語り合います。Witness(立会人、目撃者、証人)、Art of invitation(お呼びかけ)のプラクティスをしたい方は、ぜひ参加されませんか。

【ご案内】 参加者募集中です!(次回は9/29)

このように、ますますパワーアップして、自由で多様な学びの機会たっぷりの「みんなの気候変動SDGsゼミ・ワークショップ」は、引き続き、参加者募集中です。

開催期間は、2020年9月~2021年2月、18時30分から21時00分。定員は40名でしたが、学びたいお気持ちの方を受け入れる方向性が確認されました。ぜひどしどしご応募ください!

お申し込みの方は、各回のご案内をメールにてお届けします。

➡︎こちらからお申し込みください。https://forms.gle/9pDvPskPTWqY82RS9

詳しい日程はこちら。

【リソース】

① Facebookページ

②これまでどんなことをしてきたの? (2019開催レポート)

③ワークショップについてのお問い合わせ
主催:札幌市 環境局 環境都市推進部 環境政策課  


【第0回目】グラフィック・ハーベスティングを用いて表現する(2020年9月8日)
メイングラフィックハーベスター 清山みさ
ライター/エディター 反町恭一郎


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