第7-2回 【インパクトを狙え】ガチに気候変動に取り組むための”ユース”の作戦会議
第7回のテーマは、ひとつは「ユース」でした。
もうひとつは、「SDGs達成への道のり」と、「関係性についての作戦会議」についてです。これについては別の投稿で触れましたが、さらに補足するとすれば、私たちはSDGsを2030年までに達成するならば、「インパクト」を狙っていかなくてはならないということでした。
私たちは、つい結果(アウトプット)に目を引かれます。レポートやアクションを外に出したということです。
しかし、このゼミ・ワークショップにおいて、私たちが気にしたいのは、その成果です。アウトプットが周囲にどのような影響を与えたかということです。
また、成果にもいくつか種類があります。大きく二つにわけるとすると、アウトカムとインパクトです。
アウトカムは、あくまでプレイヤーの目線で、その人たちが直接手を下した結果、短・中期的に起こる影響を示します。
インパクトは、社会の目線から見て、どのような影響が起きたかということです。プレイヤーが直接関わらなくても、その影響の連鎖の中で、社会の不特定多数の人たちがお互いにはたらきかけあうことで起きる長期的な影響のことを言います。
たとえば、この日は、フライデー・フォー・フューチャーの参加者がこの場にいました。彼らが、このゼミ・ワークショップの中で出会った人を誘って、取り組みへの参加人数を増やすことはアウトカムと言えるでしょう。
さらに、その取組がこの部屋を出て、各地でフライデー・フォー・フューチャーの活動が呼びかけられ始めたり、実際に、札幌市民のプラスチックや石油の使用量が減ったり、それに呼応して自治体が制度を変え始めたりしたら、それはインパクトと呼べるかもしれません。
単発のアウトプット/action
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継続的なアウトプット/actions
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アウトカム/outcome
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インパクト/impact
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より大きなインパクト/big impact
このような大きな流れを理解しとき、あなたはどこまでを狙いますか。その内容は何でしょうか。
その狙いによって、適した/それに耐えうる「いい関係」のあり方は、異なってくるはずです。さらに、それ次第で、狙った方向へと歩み続けるための「いい戦略」も変わってくるでしょう。
「いい関係」「戦略」。言葉にすると短いものですが、私たちに必要なものを描いていきましょう。