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第1回「気候が変動するってどういうこと?」

日本の各地に大きな被害をもたらした台風19号、スウェーデンの環境活動家・グレタさんによる国連での怒りのスピーチ。これらがニュースで取りこの上げられる中で、まるで何かに呼ばれるように、「みんなの気候変動ゼミ・ワークショップ」は始まりました。ここは、気候変動について「ガチ」で共に学ぶための場所です。

初回ということで、全8回のゼミを通じて使う「対話と協働」という考え方を学びました。それは、無限に出てくるモグラをたたくような対症療法ではありません。対話とは、氷山の下に潜っていくように、課題の根っこにある繰り返されるパターンや構造などを、皆の視点を持ち寄って探っていくことです。そして、協働とは、その根本から変えていくように働きかけていくことです。

続いて、気候変動について基本的な知識を学びました。天候と天気どのように違うか。このままだと未来の天候はどうなるか。科学的なデータに触れて、皆で気づいたことやもっと知りたいことについて話し合いました。

参加された皆さんからは、100年後の天気予報が先日の台風の報道に似ていたことから「もう100年は、ないのかもしれない」という発言などがありました。途中でみなさんの笑顔が消えた時間もあり、科学的なデータ予測によると、私たちの未来の暮らしは、今の私たちが素朴に感じているものよりも危機的なものかもしれないことに気づき、ショックを受けている方が少なからずいたように見えました。

もしかしたら不都合な真実に触れた私たちでしたが、参加するメンバーには「深く考える人」だけでなく「まずはやってみる!」人が多いということが明らかになった日でもありました。これから全8回、私たちが気候変動について「ガチ」で共に学ぶため旅が始まります。

なお、今回は、ライターの市根井さんが、当日の雰囲気を、素敵な写真と記事にしてくれています。こちらをご覧ください。

100年後の天気予報もご覧ください(環境省)



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