ノルウェー/トロムソ滞在記【長いまえがき】
私は普段、大阪で会社員として暮らすアラフォー独身女性です。
独身と言っても、結婚生活がうまくいかず、逃げるような形で離婚して人生どん底みたいな時期を通過した後、コロナ禍にも関わらず、ありがたく昔の同級生に拾ってもらって今の仕事を得て約3年が経ち、色々考えるとプラスマイナスゼロ、いやむしろ、ラッキーなご縁に支えられて生きて来られたような人間なんですが。
廃人のような生活から復活し、仕事に邁進する日々にやり甲斐を感じつつも。
え。これはいわゆる仕事しかやってません人間じゃない?!
と、ふと思ったわけです。
仕事から帰ってきたら、好きなラジオやPodcastを聴きながら最低限の料理をし、晩酌かましながらYouTubeやTVerチェックをしていれば1日が終わる。幸せかと問われれば即答できないけれど、少なくとも離婚で疲弊しきっていた時よりも何倍も自由で心が健康なんだから文句はあるまい。
なんだけど。
人は欲張りですね。元気になったらなったで、仕事に励み、仕事に励むとそれだけじゃダメな気になり、もうちょい高揚する何かを味わいたくなる。
そんなジメジメした焦りを感じた2023年の私は、思い切って約2週間の夏季休暇を取って、友人家族に会いに海外旅行へ行こうと思いたったわけです。
その記録をシェアしようと思います。
せっかく書くなら誰かのお役に立ちたいと思うくらいには気配りを持っている人間だと自負する私ですが、旅レベルは人にもより、参考になるか分からないので私の特徴を述べるとします。
旅慣れはしていない。
海外旅行は18年ぶり。
ましてや海外一人渡航は41歳にして初。
旅先のリサーチをくまなくするタイプではない。
現地暮らしの人頼りで身を委ねがち。
1人で街ブラ、お出かけ、お茶、平気。
文化・芸術・美しい景色は大好物。
美味しいものもできれば食べたい。
でも、胃疲れするくらいなら日本食がいい。
晩酌はできればしたいが、なくてもいける。
バーに行く勇気はない。
そんな私が今回の休暇で行き先を考えた時。
日本から最も離れた場所に暮らす友人に会いに行こうと決め、長らく連絡を取れていなかった小学校時代の同級生に会いに行く事にしたわけです。
場所はノルウェーの北部。オーロラ鑑賞に世界中から観光に訪れる人も多いトロムソという街。
かれこれ10年以上この場所で暮らしている友人と日本人の旦那さん。小学生の長男君に、幼稚園児の長女ちゃんと次女ちゃん、子供達3人の子育てに奔走する夫婦は、異国でどんな様子で暮らしているのか。ノルウェー、トロムソは暮らしやすいのか。子育てはしやすいのか。
色々興味を持ちながら会いに行き、隙あらば色々インタビューしたいなと思って向かいました。
観光地を巡る事も体験できたら嬉しいけれど、暮らしや生活に触れ、何をどう感じて異国で暮らしているのか聞いてみたい。それが旅の1番の目的くらいの気持ちで向かったわけですが。
結論。
子育て世帯の暮らしにお邪魔して2週間過ごすことは私にとって初めての経験で、完全に舐めてました!!
子供達が寝静まった後に大人同士であれこれ話に華を咲かせるという当初のプランは見事に打ち砕かれ、いかに親達は子供達と共に日々の生活をやりこなす事に精一杯か、特にアラフォーの私や友人夫妻の体力はほぼ同レベルで、pm9時10時には眠くなるよね!と、改めて子育ての大変さと尊さを知る機会になりました。
ふう。
でも。プラン通りに進むわけがないから楽しいものですよね、旅も人生も。
昔からのご縁を頼りに得難い経験をさせてもらう事が多い私の人生。今回も、友人ファミリーのお陰で素晴らしい休暇時間を過ごせました。
約2週間トロムソで過ごした日々のディテールをくまなく記録した所で、長いわ!!と誰も読んでくれなさそうなので、おおまかには写真と共にトロムソ観光の参考になるような情報をシェアできればと思います。
余談ですが、離婚を機にSNS断ちをして、普段は個人のアカウントで何かを発信する事を長らく休んでいたのですが。
変に意固地になっていたのもバカらしくなるくらい、世界の広さや美しさ、ゆるやかさ、そして家族の尊さを体験させてもらった夏季休暇を経て。
時間もお金も私にしてはめちゃ使ったぞ!な休暇でしたが、やっぱり思い切って行って良かったと心から思えたので、その時間を誰かと共有したくなり、noteに初参加して記録してみようと思いたちました。本当は余談じゃなくて、ここまで読んで下さった方への本音の吐露でした。
ああ皆様。長いまえがきにお付き合い頂きありがとうございます。
それではスタートしたいと思います!
追記:その後、全然続きを書けなくなってようやく投稿した滞在期の続きがこちら・・・↓
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