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愛する犬おじさん

今、夜中の3時。

昨夜はあるトレーニング兼テストを受ける予定があったので、今週はなんだかんだ一週間ぐだぐだと勉強していたのですが、やっと終わりましたー!

結果はまだですが、緊張感と終わった安心感が混ざって結局まだ寝れません。交感神経よ。

なので、私の愛する夫、通称:犬おじさんについてちょっと書いてみようと思います。



義妹が飼っている2匹の犬と接するときの夫が可愛いので敬意を込めて犬おじさんと呼んでいるのですが、どの位可愛いかと言うと、


とりあえず犬の前では声が3トーンくらい上がる。(そんな声出せるんだと思った)

そして、犬のように床にごろごろして犬になりきる。

最終的にはむつごろうさんの様にワシャワシャと犬と戯れる。たまに犬を甘噛みしてる。



夫のこの自然体な感じが面白くて好きなのですが、付き合っているときにも、あ、この人良いなと思う瞬間がありました。


エピソード1:もうコンタクトしないでね



ワーホリに行く前までかなりファッションや美容にお金をかけていた私。眼が悪くなってきたので、コンタクトしてオシャレしてました。

でもある日、彼が真剣な顔で私に言ったのです。

『あのさ、コンタクトは目に悪いからもうするの辞めたらどうかな?』

『おばあちゃんになっても健康な目で生活してほしいから、もうコンタクトで目を傷つけないで』


衝撃でした。


当時20代半ばで、こんなに私の老後を気にかけてくれる人がいるなんて。
こいつ只者じゃない、そう思いましたw

洋服にしてもそう。
ちょっとでもバランスよく見せようと無理に薄着して出かけようもんならすぐさま犬おじさんの体育教師風ジャージを着せられます。


『見た目じゃなくて、体調管理が大事だよ』だそうです。


一言一言から、わ~本当に私のこと気遣ってくれてるんだなと、実感しました。

確かに、もともと体質的にコンタクトは向かないとお医者さんからもおススメされていなかったこともあり、それ以来メガネ多めの生活にシフトチェンジしたのでした。


エピソード2:老夫婦を助けよう



これは、犬おじさんが私の代わりに老夫婦を助けてくれた時の話です。

2年前、韓国で映画を観にとあるビルの最上階まで行ったときでした。

急に非常サイレンが鳴り始めて、エレベーターは止まり『すぐに階段で外に避難してください』と店内放送が入りました。

緊迫した感じでちょっとビビりましたが、急いで階段で降りることに。


狭くて少し急な階段をせかせか降りていると、80代くらいの老夫婦がゆっくり階段を降りているのが先の方で見えました。


右列に一組の老夫婦がゆっくりと降りていて、それを若者がかけ足で追い越している光景でした。


わー、大変そうだな。踏み外したり、若い人がぶつかったりしたらケガしちゃうかも。声かけようかな?でも何て言おうかな?韓国語だよね?……


何て考えていたら、彼が急に振り返って私に聞いてきたのです。


『KIKO、今あの人たちのこと助けてあげたいって考えてるよね?』


おおおおお!そうそう!と私が頷くとすぐに犬おじさんは老夫婦の前にまわっておじいちゃんの手を取って、踏み外さないようにサポートをし始めたのです。

それを見た私もすかさずおばあちゃんの背後にまわって一緒にサポート。(転倒防止で服つかんでたくらいで実質何もしてませんがw)


でもサポートをするために、他の人が老夫婦の横を通り過ぎる時の階段幅が少し狭くなってしまったんです。(ごめんなさい)

なので通り過ぎ様に舌打ちされることもあったのですが、それでも犬おじさんは1階に着くまでおじいちゃんの手を放しませんでした。


無事外に出て老夫婦にお別れを言って歩き出すと『じゃ、どうする?ゲーセンでイニシャルDでもやる?』と言ってきた犬おじさんらしい切り替えの早さには笑いましたがw

でも、こんな風にいざとなった時に気持ちをシェアして、一緒に行動に移せる人と結婚できたら幸せだろうな~と、そのときに思ったのを覚えています。


そして今結婚してみて、この大変な時期を一緒に乗り越えるパートナーが愛する犬おじさんで良かったと、今改めて、心から思います。



そんなことを書いていたら、お!トレーニングの合格通知が来ました!
これで安心して眠れそうです。ホッ


それでは、また!





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