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【待って!その紐まだ捨てないで】#07

”子どもと遊ぶ”が仕事の
小児の作業療法士ミキティです。
遊びに隠された感覚の秘密を
簡単にまとめています。
今回のテーマ:
家にあるプレゼントについていたリボン、
新聞などをまとめるひもを使って遊ぼう!

”Device”ってスマホやPCをイメージしますが、
「工夫」「しかけ」って意味もあるみたいです。

#07 遊びのDevice①「ひも」

1.まきつける

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写真のように幅の太いリボンを巻きつける
あるいは麻紐のような細い紐を巻きつける

きゅっと締め付ける
ふわっと取り囲む

当然、受け止め方が違います。
これは7つの感覚では触覚を感じる遊び。

リボンの両端を誰かと引っ張り合うと
これは7つの感覚では固有感覚の出番です。
力を使って遊ぶに繋がります。

2.歩く

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アリさんのようには大人でも上手にできませんが、
床にリボン等を置くことで遊び感覚で
子どものバランス練習が出来ます。
これは7つの感覚の前庭感覚の遊びです。

レベル①
バランスをとるのが苦手なお子様の場合、
リボン・紐・マステなどを二本隙間を開けて
平行に並べ、その中を歩きます。
(徐々に隙間を縮めて一本に近づけます)

レベル②
上手に紐の上を歩けるようになったら、歩き方を変えます。
つま先と踵をつけて進みます。
これはタンデム歩行といい、臨床現場では
歩行失調運動の評価としても行っています。

レベル③
後ろ向きに歩く。
自分の背後にある紐を見るために体を捻ります。
その時にもバランスを上手に保つのがポイント。

レベル④
”目隠し”をして、リボン・紐・マステの感覚を
足の裏で探りながら進みます。
目からの情報が無くなる事で
足の裏の感覚に
「意識を集中させる」、「より上手にバランスをとる」
事にフォーカス出来ます。
*バランスを崩し、転倒も予測されるので
安全な場所でフォローできる環境を推奨します。

レベル⑤
”鏡を使って” レベル③の後ろ歩きをします。
手に鏡を持つ、その鏡を覗き込みながら歩く。
これが③の何もない時と比べて思うように行きません。
こちらも転倒に注意してください。

3.結ぶ

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小学校に入るとマジックテープの靴から”ひも靴”へ
移行し、給食当番でエプロンの紐を背中で結ぶなど
生活ではかかせない一つの技になります
その時の準備にラッピング遊びはいかがでしょう?

手の巧緻性の向上だけではなく
この後はこうなるから、こうしよう!
と指先の使い方を考える事(運動企画)
などの発達も促します。

とてもわかりやすいサイトがあったので
参考にしてください。

◉蝶結び(リボン結び)のやり方!◉
正しいリボン結びを子供に教えよう
https://allabout.co.jp/gm/gc/475628/

4.まとめ

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もう少しで父の日。
お家にある何かを包んでプレゼントするのも
面白いかもしれませんね。

お家でできる身近なものを使った遊び。
これらの経験の中で得られた成功感や達成感は
子どもの自尊心にも繋がります、

お家あそび、引き続き
楽しんでくださいね。

参考文献:
感覚統合Q&A
楽しさから始めよう
〜感覚統合をうながす遊びと生活のレシピ〜

この記事が参加している募集

作業療法士(OT)は 実は子ども達のサポートも しているリハビリ職。 これらの記事が読んで頂いた方の 子育て・療育のヒントになればと思っています。 子ども達は今この瞬間が 生きてきた人生で一番成長している時。 記事を通してみなさんと 関わる事が出来たら嬉しいです✨