出雲駅伝2022 雑感
今年も駅伝の季節がやってきました。
今回は気象条件もよかったこともあり、全体的に凸凹が少ない駅伝でした。久しぶりなような。何かしら戦国大会みたいな近年の駅伝でしたが序盤の流れが全てだったなという印象。
勝手に予想していましたがなんと1位〜3位まで当たるという個人的にびっくり出来事もありました今年の出雲。大学別に振り返ります。
駒澤
1区が全てなような気がします。1区区間上位で襷を繋いでアンカーが無難に走れば…って思っていましたが完璧すぎました。鈴木選手、復活して良かったです。私ももらい泣きしました。区間2位と1位で構成された出雲…恐怖ですね…笑。
全日本は恐らく8割は優勝できるのではないかなと思っています。
國學院
走るべき選手が必ず走れるっていうのは國學院の良さだと思っていて今年もばっちりハマってました。出雲と相性抜群の印象はあります。1区で1年生頑張ってましたし、4区のキャプテンを置けたってところもポイント高いなぁと。課題もちょっとですが残ったのもまた収穫なのでは…。
全日本もいいところまでは勝負できると思います。箱根はちょっと読めないかなぁ…
中央
まずノーマークに近い形でいけるという点に関して圧倒的ポジティブ要素だったなと。出雲だぁー、ワクワクくらいの感覚でいけたのは今回の結果にあらわれてたのかな…。1区は100点。5区6区の1年生をはじめ割と若いメンバーだったので今後も戦っていけるな、さらに脅威となるチームだなと。
全日本は優勝候補の1角として上がってきそう。箱根は区間配置次第で面白い戦いできそう。
青学
まず揃えられるかどうかで揃えられなかったのが裏目に出た印象。要所要所で見せ場作れたのは流石箱根王者。選手層が厚いので誰が外れてもおかしくないし、誰が入ってもおかしくない今の青学。それでも、揃わないなりにちゃんと戦えてるところは流石前回箱根王者というところ。
全日本は1回立て直し。箱根は優勝候補筆頭です。
順天堂
良く言えば堅実、優勝を狙うならもう1歩っていう感じかな。順天堂も大きく崩れなかったのは立派。駅伝ということに関しては課題も見つかった印象。来季以降や箱根を考えると3年生以下の層がやっぱりほしいですし、要所要所がしっかりしているチームだけに全体的な足並みは必要だなと感じました。
全日本は恐らく優勝狙えるだけに狙ってほしい。箱根は…良くも悪くもって感じになりそう。
今回は上位5つガッツリ書きました。
他にもざっとその他くくるのであれば創価、法政あたりは今の感じと他校との比較をすると上出来なのでは…と思ってます。特に両校ともに3区が光りましたね。東京国際はヴィンセントがいないときついかな？っていうとこはありますが要所要所いいとこも見えました。東洋、帝京は完全に流れですね…。東洋は全日本は前回シード落ちしてしまってるので全日本標準なのかな？帝京はこの経験を箱根に持っていけるかですね。
関東崩しに成功した関西学院。1区もそうですけど今の力を十分に出せたのではないかなと。駅伝らしい駅伝をしてくれた印象です。
残りの大学もそれぞれ反省や課題を次に活かしてほしいですね。特に全日本あるチームは。
レースの内容をざっと振り返ってみると今回有力選手が3区に集まった印象。正直3区のオーダー見たとき発狂しました。
今回思うところがあるとするならば1区の難しさですね。今回は1区が割と全てというレースでした。今回も吉居選手の飛び出し再びって感じでしたが近年1区の重要性が非常に高く、エース級の選手置く選手が多い印象です。1区って正直いってどこまで勘がいいかだと思います。97回箱根のように1区が豪華でも1区の結果が割と響かないこともあれば98回箱根のように予想外なことがおきたり、また今回みたいに1区が結果に直結しやすかったり、他の区間とは違い経験でもどうにもならない区間。勝負勘が働かないと上手回らないイメージです。1区の人選の難しさを感じたし、1区は毎回ハマる選手は割といないので次がどういう人選になるのか、また箱根はどういうメンバーで立ち向かうのか。ちょっと1区に重点をおいて今シーズンの駅伝は見ていきたいなって思います。
正直、今の駅伝は出雲の結果が全日本、箱根と直結するかっていったら全くなので。今まではその傾向がありましたが2019年以降ははっきりいってないです。出雲良くても全日本、箱根シード落ちの可能性だって全然あると思うし(恐らく今シーズンは駒澤、青学以外はどうなってもおかしくないです)、逆に昨年の順天堂のように出雲10位だけど全日本箱根表彰台ですみたいなとこもあると思ってます。
次は全日本。全日本のほうが全く読めないです。シード争いも激化です。ただこれだけは確信して言えることがあって、全日本、箱根のシードチームはそう簡単には超えられない目に見えない大きな壁があるとだけ伝えときます。