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引っ越しは自分でやるものじゃない

引っ越しのシーンとして有名どころでいくと、となりのトトロが思い当たります。

自分たちで荷造りしてトラックに積み込み、荷解きして運び込む、あのイメージ。

それを家族や知人で和気あいあいしながら進める、あのイメージ。

いかにも楽しそうです。

でも、個人的経験からするとオススメしません。

忘れないよう、その理由を以下に挙げておきます。


1.想定の倍はかかると思え。

多摩地方から東京23区に引っ越ししたときに失敗しました。

都内だし、自分でやった方が安上がりだし、できるだろうと。

当時所有の大荷物(ベッド、冷蔵庫、洗濯機 等)は処分なり引き取り手がいたことと、知り合いからタウンエースバンを借りられる見込みがあったので、自分でやろうと思いました。

ところが、段ボールにいざ荷物を詰めてみると、意外と増えるし、バンの中で嵩張って効率的に乗らない。。。

しかも積み込みすぎると慣れない車両で後方が見えないのは怖いし、ハンドル切ると荷崩れして荷解き時に面倒。

かといって、荷物をしっかり固定するプロの技を知ってるわけでもない。

うまくいかないことだらけで、2回で済むと思っていた往復が4回も必要でした。

その上、直線距離で20km程度の移動も都内は大渋滞。バンはガソリンも食うし、高速代も案外バカにならない。

あと、結構気を遣うのが、引っ越し業者ならそれ相応の理由で駐車場や路上を占用できますが、個人でやっちゃうと車両を停めるスペースにも苦慮するんですよね。

近くのコインPとかを使えば問題ないですが、そこから運び入れるのが大変なので解決策になりえません。

そんなこんなで足掛け3週末くらいを潰して引っ越しが終わったと思った矢先、自転車が残っていてもううんざり。

楽しくサイクリングしながら新居に向かおうと思いましたが、その頃には精も根も尽き果てていました。


2.周辺サポートは頼るな。想定が甘いぞ。

名古屋市内で引っ越しするときに失敗しました。

当時、大学生で、不要な棚を知人がもらってくれる約束をしていたのですが、まぁ、大学生同士の約束なんてあてになりません。

こっちは引っ越し業者の時間指定があるのに、約束の時間に遅刻してくるわ、運ぼうと考えていたクルマに棚が入らないわ。

挙句の果てに、やっぱ要らんとか言うし。

要らんって言われても粗大ごみ回収ってすぐやってくれないし、引っ越し当日なのでその場に放置して去ることもできないし。

引っ越し先が1km程度しか離れていなかったので、仕方なく台車を借りて運ぼうとしましたが、まぁ、歩道の段差やマンホールの度に棚が転倒すること。

1kmに1時間以上かかりましたね。

そして粗大ごみで出すいう不毛な処理をしたことを覚えています。

まぁ、貰い手って想定甘いですよね。

タダでもらえてラッキーくらいにしか思ってないのですから。


3.手伝いもNG。知人は想定が甘い!

都心から千葉県柏市へ引っ越しする知人の手伝いで失敗しました。

当時僕は学生で割と自由度が効く状態。

知人は免許がないし金もないという状況。

ただ、知人側でレジアスエースバンの手配はできており、高速代もガソリン代も払えるし、手伝ってくれたら焼肉をおごるという条件でした。

聞いた感じ、一往復で済みそうだったので焼肉の誘惑に負け手伝うことに。

8月だったため暑さを考慮して夜決行することにしました。

知人宅に着くなり嫌な予感。荷物が想像より多かったのです。

パッと見、冷蔵庫も洗濯機もあるし、それだけで1往復が終わりそうでした。

予感は的中し、結局3往復もすることになりました。

夜の7時くらいに始めた引っ越しは深夜2時過ぎに終わりました。

しかも知人宅が汚かったので悪臭や埃との闘いになり、へとへとになったのを覚えています。

そこまで仲が良くなかった知人だったので、その後焼肉を要求するタイミングも逃し、くたびれ損で終わりました。


以上が引っ越しを自分でやらない方がよい経験に基づく理由です。

最後の経験は友人関係のせいもありますが、仲いい間柄でも得てしてうまくいかない場合が多いものと思います。

昨今引っ越し業者が多忙でなかなかつかまらないそうですが、できるだけ信頼のおけるプロに任せましょう。

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