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おばけ
2023年12月27日 01:09
一次創作小説です。記憶にある限り生まれて初めて書きました。……ネネコが眠りにつくと、夢の街の街角に佇んでいた。ネネコの街ではない。職場の先輩のカナさんの街だ。品はあるが気取りのない住宅街の、車道を挟んだ向こうにカナさんがいたので、手を振った。カナさんも手を振って、こちらに近づいてくる。ネネコはひとまず挨拶をした。挨拶は社会人の基本だと教わったので。「おはようございます」「おはようございます