【紅葉サイクリング】11年ぶりの梅ヶ島温泉ポタ
縦に長い静岡市の右上の最果て、赤石山脈の南端には「梅ヶ島温泉」という秘境の温泉地があります。
大学時代のサイクリング部では、秋のこの時期に先輩に連れられ、はたまた後輩を引き連れ自転車でよく行ったものですが、卒業後およそ11年ぶりに自転車で再訪することになろうとは。
参加者は30代のおじさん3人。大学サイクリング部のおともだちです。私以外は東京からの参戦。
車に自転車を積んで、9時に現地集合。
私は5時半出発、途中SA休憩で寝かけるも到着。
真富士の里は、そばやおでんなどの軽食がいただける農産物直売所のような施設です。
ここから21km、安倍川の源流に向かって山奥の梅ヶ島温泉を目指します。
大学の頃は、静岡大学から真富士の里まではグループ4〜5人で走り、真富士の里からは、各々好きなペースで走るのが通例でした。
最初はまとまって3人で走る。おそらく1番運動不足であろう私が先頭。最後尾だと確実に置いてかれるからね。とりあえず梅ヶ島診療所前まで頑張ります。
しかし数珠窪トンネル(読めない)前の割とキツい坂で力尽き、置いてかれる。無念。
遠い記憶を辿り、休憩スポットまであとどれくらいだったか思い出しながらヒィコラ走る。だめだ記憶が薄れていて道のりを思い出せない。
梅ヶ島大橋を超え、すぐに小学校が見えてくると思いきや、割と距離があるのでした。
追いついた!(というか待っててもらった。)
ここで距離的には半分くらい。上り坂は割とえげつないのがまだあった覚えが。次はナントカの滝で休憩しようと決め、再出発。
梅ヶ島コンヤ温泉の入り口の坂(旅館の廃墟があるあたり)の斜度10%の坂でついに脚をつく運動不足30代。
再びペダルを回そうとサドルに跨った途端、左ふくらはぎに走る衝撃。
攣ってしまった…
絶望感に打ちひしがれながら、もう押して歩くことにするのでした。
だいぶ先をいかれてしまったと諦めモードで歩いていたら、2人はちょっと先の所でアイスを食べていた。
もともと孫佐島ドライブインって名前の施設があった所に、新しくお洒落なスポットが誕生していた。
体力回復できたかどうか微妙だけど、攣った左脚を引き摺りながら自転車に戻る。なぜか歩いてるより、だらだらペダル回してる方が脚が痛くないことに気がついた。ちんたら坂を登る。
赤水の滝の上を越えれば、激坂も終わりだとばかり思ってたら、まだ坂道続いてたよね。
無事、梅ヶ島温泉黄金の湯に到着。汗だく。
2時間半かかりました。
温泉併設の食事処でランチ。昔はなんかおばあちゃんたちが経営する食堂の雰囲気があったけど、ちょいお洒落空間に変わってる…
車を停めた真富士の里まで、ひたすら山を下ります。
大学時代ロードバイクとランドナーに乗ってたときは、下りブレーキ握りっぱなしで手が痛くなってたけど、今は油圧ディスクなので、全然楽。
真富士の里に帰還。さっき食べた蕎麦だけで足りなかったようで、真富士の里食堂でおでんを食べる。
おでんを食べ終えたので、自転車で文句を言いながら登った坂を、今度は車で登ります。原動機って偉大。
30分強で黄金の湯に到着。疲れたのでゆっくり浸かりたいですね。大学時代に何度も来た温泉なので、さぞ懐かし…
改装されて別物になっとる!!!?
なんということでしょう、田舎の温泉地感あふれる、和風で木の温もり豊かな内風呂も、古風な東屋が象徴的な岩風呂の露天も、見る影無くコンクリ打ちっぱの無機質な姿に……
露天も狭くなってるし、目隠しが高すぎて景色も楽しめないし、どうしてこうなった……市営の良くない所が出たんでしょうか?
ちょっとがっかりした気分になりましたが、後で旅館の温泉に入れるし、そちらに期待。
黄金の湯から、さらに奥地へ3km狭小路を進んでいくと、本物の梅ヶ島温泉郷の旅館街が現れます。
来るのは2回目。泊まるのは初めて。(大学のころはもちろん日帰りでしたから…)
旅館宿泊記事は、また別記事で。