【ぼっち旅行記】下呂温泉
2022年9月、妻が実家に帰ってしまい、暇を持て余したので、ぼっちで下呂温泉に行くことにしました。
下呂温泉自体は、人生5回目くらいですが、
わざわざ生まれ育った県内の温泉街へぼっちで訪れるのは初めてです。
宿泊先のプランが自家用車NG縛りだったので、今回は電車旅にしました。
JR高山本線・ワイドビューひだに乗り、飛騨川を眺めながら下呂駅まで揺られます。
お昼過ぎに下呂駅に到着しました。
駅前には様々な旅館の送迎車がやってくるのですが、時間帯的にまだまばらな様子。
お腹がすいたので、温泉街の散策ついでに目星を付けていた店へ向かいます。
温泉街の方へ向かうと、観光客がそこそこいました。
ローソンの前でインド料理店?の店員がビラ配りをしていたので一応受け取ります。
下呂温泉まできてカレーの気分ではないなぁ。
鶏ちゃんが食べたくて、以前行った店を訪ねてみましたが、旅行あるある閉店芸の洗礼を受けました。
鶏ちゃんというのはこちら
当てが外れたので、Google先生を頼りに、ぼっちオタクでも入れそうな飲食店を探します。
ぼっちで入りやすい店…やはりラーメンしかないか…
ローカルな店のカウンター席でラーメンを頂きました。
店主の方は元々フレンチの料理人とのことで、下呂近郊の食材を使った創作ラーメンとしてやられているようです。
記事を書いている2023年2月時点のGoogleマップを見ると、どうやら店名が変わっているようです。
お腹が満たされたので、宿泊先のチェックイン時間まで散策をして時間をつぶすことにします。
小川屋周辺の下呂温泉街と温泉寺周辺、飛騨川河川敷をぶらっと歩いて下呂駅方面へ戻ります。
宿泊先へは下呂駅から送迎のバスが出ていましたが、時間が合わなかったので歩いて向かうことにしました。
今回のぼっち温泉旅行の宿泊先はこちら、
下呂観光ホテル本館です。
数ある下呂温泉の旅館の中でも高級志向のお宿ですが、おひとり様専用の「巣ごもりキャビン」が新しくできたとのことで、こちらへの宿泊となります。
高級温泉宿だけど、雰囲気とお風呂だけお一人様でも楽しめるように、カプセルホテルライクに泊まれるプランといった感じでしょうか。
お値段は素泊まり5,000円のところ、旅行支援のクーポン適用で2,500円+入湯税150円。
破格です。
お一人様プランなので、一般の宿泊客の皆さんのようなロビーでのウェルカムドリンクのサービスは当然なし。
チェックインをして、巣ごもりキャビン利用の案内を受けました。宿泊料金は前精算。
基本朝夕食なしの素泊まりプランなのですが、18時までの食事処の空き状況によっては、「鶏ちゃん定食1,500円」か「飛騨牛定食3,500円」を当日注文できると楽天トラベルに書いてあったので、ダメ元で聞いてみます。
女将さん「今日は夕食処いっぱいなんですよ」
ですよね
淡い期待が打ち砕かれ、温泉街で夕飯難民が決定しました。
おひとりさま専用ロビーには、軽食の自販機があり、よくあるデニッシュ系のパンと、パックライス、レトルトのカレーが売られていました。
親切にも自販機の横には、使い捨てのカレー皿が置いてあります。
下呂温泉まできてカレーかぁ(2回目)
夕飯をどうしたものかと考えながら、今晩の自分の寝床まで移動します。
おぅ…思った以上にウナギの寝所感…
とりあえず荷物だけ置いて、大浴場に行くことにしました。
大浴場は、さすが下呂温泉だけあってトゥルトゥルの泉質で気持ちがいい。
時間帯が早かったこともあり、ほぼ貸切で楽しめました。
温泉でさっぱりした後は、夕飯にありつくために再び温泉街に繰り出すことにします。
地味にホテルから温泉街まで距離があるので、旅館の夕食無しは少し辛い…
夜なら営業してるかなぁと望みをかけて「ジーニョ」まで行ってみるも、営業しておらず。
下呂牛乳ラーメンで有名な「桃苑」まで行ってみるも、大行列で諦めることに。
リアル夕飯難民になりました。
このままでは、下呂温泉まできてコンビニ弁当になってしまう…
選択肢としては、大人しくコンビニ弁当を買ってホテルに帰るか、昼にビラを配っていたインドカレー屋に行くか。
コンビニ弁当よりカレーの方がましだけど、カレーかぁ(3回目)
デイリーヤマザキで済ませようと、下呂駅方面へ足を進めると、素敵な店構えのバーを発見。
入ろうか迷っていると、綺麗なママさんに声をかけられました。
お腹減ってるし、もうここでいいや。
入店時お客は自分だけ。カウンター席でピザと唐揚げ、マリブコーラを注文しました。
カウンター越しにママさんと、どこの旅館に泊まっているのか、一人旅なのか、下呂温泉はよく来るのか、朝食のとれる喫茶店は近くにないかなどの話をしました。
本当は「ジーニョ」の鶏ちゃんが食べたくて訪れた話もしたところ、店主が入院されたため、1年くらい前から店自体がやっていないことを教えてもらいました。
もう少し早く知りたかった。
注文した唐揚げが隣の中華料理屋から届いた後、社会人1年目らしい浴衣を着た若い男性客のグループと、若いカップル客が増えました。
旅館の夕食の後で、何か摘みながら飲めるお店ということで人気があるようです。
ママさんとマスターが忙しそうにし始めたあたりで、ぼっちで唐揚げを食べていることが悲しくなってきました。
そろそろ帰ろうかなと思っていると、ママさんに「もう一杯くらい飲んでいきなよ」と言われたため、梅酒のソーダ割りをいただくことに。
浴衣を着た若いグループの会話に聞き耳を立てながら、梅酒を飲み進める。
元々お酒にあまり強くない私。もう少しお酒が飲めたら、一人旅の楽しさも増えるのかなぁと思いながら、グラスを空にしてお会計。
お店を後にして、暗い夜道を1人歩き、ホテルまで戻るのでした。
ホテルに戻ると、他のおひとり様キャビンの宿泊客の皆さんは、すでに寝ていたり、ロビーでノートPCを使っていたり、大浴場に行く準備をしていたりしていました。
コンビニで買った弁当を食べている人、軽食の自販機で買ったレトルトカレーを食べ終わった人もおり、内心「勝った」と思ってしまいました。(何に勝ったのかは謎)
寝る前に大浴場に行こうかと思いましたが、疲れていたのでキャビン内に篭り、そのまま寝ることに。
翌朝
キャビン内の換気ファンの音がうるさい上に、他の客の出す音が気になって熟睡できなかったなとか考えながら、朝風呂へ向かいます。
朝風呂も比較的空いていて快適でした。
朝食は、もちろん付いていないので、下呂駅前の喫茶店に行こうとしましたが、結局軽食自販機のクリームデニッシュで済ますことに。
結局軽食自販機に負けてるやん。
水やコーヒーはロビーに用意されたものが飲み放題だったので、その点はよかったかな。
チェックアウト後、今日も歩いて下呂駅に向かい、帰りの電車までの時間は、お土産屋さんで買い物をして過ごしました。
妻へのお土産に「くるみゆべし」と「朴葉味噌」を買いました。
帰りは美濃太田行の普通電車。
温泉地は、やっぱり夫婦で行った方が楽しいななどと考えながら、帰路につくのでした。