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ピンヒールの気合い

雨の秋葉原駅。階段の目の前を、若い女の子が、今どき珍しい黒のピンヒールをはいて上っていく。

おお~。
わたしは感心する。この天候にこの靴だ。 長靴をはいて走りたいわたしとは大違い。「女」にかける気合いが感動もの。思わず、がんばれよ!とエールを送りたくなる。

中性のわたしでも、やはりいつか、女性らしく装おってみたいという願望はある。
しかし髪型は、十和子風たてロールではない。フェイ・ダナウェイのアップだ。

憧れの装いは、ローラ・アシュレイやリバティプリント、オールドイングランドとなるのだが。
一生に一度くらいは、おさがりでもリサイクルでもなく、自分が気に入った服を、これ! と、値札を気にせず買ってみたい。

もちろん、お下がりをまわしてくれる友人知人、リサイクルショップやフリーマーケットには感謝感謝だ。
自分では絶対買えない良い品を、気楽に着させてくれる。
(今来ているものも、ジャケット咲也、コートチャコ、シャツフリマ、バッグリサイクルショップ。靴だけ10年くらい前に自分で買ったもの!)

というのは前置きで、書きたかった内容はまったく別で。(^_^;)
今横浜のオリガタに向かっており、電車なのでやっとこうして日記をしたためている。
手短かに行こう。

先週金曜は、レストランの仕事だった。
お給料をもらったので、久しぶりに元同僚の店に寄った。

店でいつもBGMに流れていたアン・サリーを思い出す。そのアン・サリーの名をいつも忘れてしまうため、店のTさんに、「もうおしえません(笑)」とおこられたことがある。
そんなことを考えながら店に向かったのだ。

お客は誰もおらず、Tさんがいつもの笑顔で迎えてくれた。その日もアン・サリーは流れていた。

「久しぶりにアン・サリーをかけたら、E田さんが来ました。(笑)」
まぁ!
「わたしはアン・サリーの名前を覚えられなくて何度もきくので、Tさんにおこられたのを思い出してたんですよ。」
「あはは、おこりません。」
「あはは、アン・サリーに呼ばれた。」

新しくメニューに登場したクラブハウスサンドは、付け合わせともどもとってもおいしかった。

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