音と言葉のある空間
ギャラリーTohgoに久しぶりに音楽が満ちました。
「おりおり」のお二人が、録音録画を兼ねたプライベートLiveをなさったのです。
松の木の梁も、星崎雪乃さんの法螺貝の灯りも、嬉しそうでした。
誰より嬉しかったのは、私かもしれません。
「初夏」が好きだというギタリスト大宮麻比古さんの、空間を包み込むような自由で広がりのある音に乗って、totoさんが縦横無尽に言葉を繰り、唯一無二の世界を構築していきます。
カエルの声も子供たちの声も、お二人の音楽世界ではアクセントとして難なく取り込まれてしまいます。
そこには泰然としたおおらかな人柄があり、それがまた音楽を、より深くあたたかみのあるものにしたようです。
気持ちのいい余韻が、まだ胸の中に残っています。音や言葉をたぐるには、音源があればいい。瞬間を思い起こすなら、写真を見ればいい。
けれども、それだけでは表しきれない独特の空気感が、もう懐かしいのです。
そんな場に居られたことが、とても幸運であり幸せであり。本当にありがとうございました。
場を共有してくださった、totoさん大宮さんファミリーとお友だちの皆様にも心から感謝申し上げます。
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