015/ジャッジよりもストレートに
ここ数日間ひたすらキーを叩いてた、ライター原稿の締切が見事に重なった週末。そんな中、気づいたらあの人が家の中にいた。ビックリして固まる俺に、玄関が開いていたから声をかけたんだが。すみませんこちらが悪いんです、いいから君は仕事を片付けなさい、キッチンに向かうあの人の背中に詫びた。すみませんその辺魔窟に…。
しばらくしてコーヒーの入ったマグカップを手に戻ってきた彼は、あの程度なら覚えのある惨状だ、そう言って俺のデスクにマグカップを置いた。すみません、俺の言葉に、俺の大好きな表情