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佐久イヌ 140→Remix

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動物看護師と獣医師とその友人達の超SS「佐久イヌ140」Remix版/ハピエン/全年齢 佐久イヌ140の中の続きモノをまとめまして、少しばかり加筆修正。 読んでくださった方に楽…
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#リミックス

021/犬型の君とその香りと

夕方。急な雨が降ってきた。そういう時ウチの店は結構混むんだけど、平日のせいもあってかいつ…

020/目に映るもの全てが(中)

結局一回じゃ済まなくて何回か抜きあって、気づいたら白々と夜が明けかけてるていう。はー疲れ…

019/選択はいつもスペシャル

早朝、キッチンの床が何かの粉だらけになってた。床の上を鬼丸が一生懸命掃除している。掃除機…

018/ただの家族、の素晴らしさ

こどもの日だから菖蒲湯。朝から真弓と二人で菖蒲の葉を仕込んで、風呂上がりのサービスで柏餅…

017/その全てはここに

SIDE:D 持ち込みの紙仕事終わらせてリビング覗いたら、設楽がソファーで寝落ちてた。おま布団…

016/甘く柔いこの夜に

ふと目を覚ますと、隣で寝てたはずの伊達さんがいなくなってる。水を飲みにキッチンに向かうと…

015/ジャッジよりもストレートに

ここ数日間ひたすらキーを叩いてた、ライター原稿の締切が見事に重なった週末。そんな中、気づいたらあの人が家の中にいた。ビックリして固まる俺に、玄関が開いていたから声をかけたんだが。すみませんこちらが悪いんです、いいから君は仕事を片付けなさい、キッチンに向かうあの人の背中に詫びた。すみませんその辺魔窟に…。 しばらくしてコーヒーの入ったマグカップを手に戻ってきた彼は、あの程度なら覚えのある惨状だ、そう言って俺のデスクにマグカップを置いた。すみません、俺の言葉に、俺の大好きな表情

014/僕らの「好き」の在処

好き、その定義を模索してみるのですが、いかんせん目の前の伊達さんにはその必要性が全く感じ…

004/オレたちを形作るのは

空は雲ひとつない快晴なのに、キンと張り詰めたように冷え込む冬の午後。今日は伊達さんが夕飯…

003/僕の幸福の在処

伊達さんと設楽くんが触れ合っているのを見るのがとても好きなんです。時には加わることもあり…

002/お前を側で待つ

鬼丸とちょっと遠出して、一泊二日で温泉に。着いた先は癒しとかでなく鬼アクティビティ満載で…

001/僕の新たなる常識

マンションの近くのカフェで設楽とハルちゃんの入り待ち。あの子昨日からずっと夕飯の算段立て…