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不倫コンテンツ解剖録 2|夫婦円満はダイエットで語れるか? 〜不倫コンテンツに違和感のある方へ〜

6年もの長きに渡りあらゆる不倫コンテンツ(インスタ、TikTok、ブログ、メルマガ・・)に触れまくってきた私が、その内容を解剖、検証するシリーズです。
不倫コンテンツに違和感を覚えたことがある方と共有できれば嬉しいです。特定のコンテンツを批判する意図はありません。


本日の解剖

※実際目にしたコンテンツ

不倫問題を解決していくには、ダイエットに例えるとわかりやすい。

ダイエット成功のポイントは3つ:
1. トレーニング部分を意識
2. なりたい自分をイメージ
3. 管理者を見つける

夫婦関係に当てはめてみる:
1. 心の声を意識
2. 未来の自分、理想の夫婦像をイメージ
3. カウンセリング等を受ける

同意点:

道筋を立てて解決していこうとする姿勢

不倫問題や夫婦関係の修復を語る際、解決への「道筋」を示すことは非常に大切。混乱した状況にいるとき、具体的な手順やゴールが見えることで、不安が和らぎ、希望が持てることがある。
その意味で「目標を定め、行動を積み上げていく」というアプローチは、多くの人にとって実用的であると言えそう。

「心の声を意識する」「未来をイメージする」「サポートを受ける」という要素は、いずれも夫婦関係の修復に役立つ可能性がある。一人で抱え込まずに専門家の助けを借ること、冷静に自分の気持ちを見つめ直すことは、問題解決の第一歩としてとても大切。

反対・疑問点:

ダイエットに例える違和感

「身近な例え話」は難しいテーマをわかりやすくするための手法として効果的。特に、コンテンツを読んでいる層は女性(サレ妻)が多いと考えられ、女性にとってダイエットは身近。(自分でなくても、友人がしていたりする)
しかし、不倫問題や夫婦関係の修復を「ダイエット」に例えることには、少々無理がありそう。

ダイエットは基本的に個人の問題であり自分自身との戦い。
食事や運動の習慣を改善することで結果を得るもの。

一方、夫婦問題は複数の要因が絡む複雑な人間関係の問題であり、他者(配偶者)の行動や意志も大きく影響を与える。

なにかに例えるのであれば、ダイエットのように個人で完結する問題ではなく、「チームで進める長期プロジェクト」に近い。この点で、ダイエットの比喩は夫婦関係の修復に必要なニュアンスをうまく伝えられていない。


身近すぎる例えは問題を矮小化する可能性がある

誰もが「ダイエット」をイメージしやすいのは確かと言えそうだが、身近すぎる事柄に例えることで、不倫や夫婦問題という繊細かつ深刻なテーマの重みが失われる可能性がある。

例えば、不倫で傷ついている時に「ダイエットと同じで〜」などと言われたら以後その人と口を聞きたくなくなる。
感情的な痛みが強い状況では、身近な例え話をされると、「本当に私の苦しみを理解しているのだろうか?」と感じる。


コントロールできない要因が多い夫婦関係

ダイエットは(病気等の場合を除けば)「自分の努力次第」で結果を得られる側面が多い
お菓子を我慢する、頑張って運動する、水を飲む、 など

一方、夫婦関係は相手の意志や状況にも大きく左右され、一人では完結しない。
不倫問題において、相手が不倫をやめる気がない場合や、修復に前向きではない場合、どんなに自分自身の「心の声を意識」しても、未来が変わるとは言えない。

結論:
道筋は大切だが 例えの選び方に注意が必要

不倫問題を解決していくには、ダイエットに例えるとわかりやすい。

ダイエット成功のポイントは3つ:
1. トレーニング部分を意識
2. なりたい自分をイメージ
3. 管理者を見つける

夫婦関係に当てはめてみる:
1. 心の声を意識
2. 未来の自分、理想の夫婦像をイメージ
3. カウンセリング等を受ける

「ダイエット」という例えはシンプルすぎて、夫婦関係という複雑でデリケートなテーマの本質を十分に捉えられていない可能性がありそう。

例え話を使うのであれば、不倫問題の持つ「感情の繊細さ」「相手が絡む複雑さ」に寄り添う例えを選びたい。



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キキ🔰長文系サレ妻
ありがとうございます。