ネットいじめについて: 今明かされる褒め言葉の裏に隠された真実
こんにちは。
日本人は「体裁を保つ」ことに非常に敏感だと言われますよね。もしかすると、このタイトルに惹かれてクリックしたあなたも、その一人かもしれません。普段は良い市民なのに、こういう時には真っ先に反応してしまう—それが私たち日本人の特徴なのかもしれません。
私たちは、直接的な言葉や行動を避け、間接的な表現や行動で相手を動かすのが得意です。その巧みな駆け引きには、一見ポジティブに見える言葉が使われることもありますが、その裏に隠された意図に気づくと、驚かされることも少なくありません。
おすそ分けが「暗黙の了解」に変わる瞬間
例えば、こんなエピソードがあります。
ある日、Aさんは隣人のBさんに旬の果物をおすそ分けしました。
「いつもありがとう。これ、実家から送られてきた柿なんですけど、よかったらどうぞ!」
とても喜ぶBさん。その翌週、Bさんも近所のお店で買ったお菓子をお返しに持ってきてくれました。
それから数週間後、Aさんがふとこう言います。
「Bさん、本当にお心遣いが素晴らしいですよね。いつもお返しをしてくれて、優しい方だなぁって思います。」
Bさんは恐縮しながらも、嬉しそうに笑いました。
しかし、ある日Bさんがお返しを忘れてしまったことがありました。その後、Aさんは他の人にこんな風に話し始めます。
「Bさんって本当に素敵な人なんですよ。でも、最近ちょっと忙しいのかな?以前はお返しをよくくださってたのに、最近は忘れちゃうことがあるんですよね。もちろん気にしてるわけじゃないんですけどね!」
これを聞いたBさんは心の中で思いました。
「気にしてないって言いながら、暗にプレッシャーをかけてきてる…?」
「褒め言葉」の裏にある本音
日本では、このような「褒めながらも圧をかける」技術が文化的に洗練されています。直接的に「これをしてほしい」と頼むのではなく、回りくどい表現で相手に義務感や罪悪感を抱かせるのです。このようなやり取りに疲れる人も少なくありません。
特に職場や近所付き合いの中では、「体裁を守るため」という名目でこうしたコミュニケーションが多用されます。例えば、Bさんが頑張ってお返しを続けていると、やがて周囲からこう言われるようになるかもしれません。
「Bさん、本当に気が利く方ですね!Aさんもきっと助かってますよ。」
一見、褒め言葉のようですが、これを聞いたBさんは「次も頑張らなきゃいけない」と感じてしまうでしょう。
言葉のプレッシャーと上手な付き合い方
こうした文化が悪いわけではありません。むしろ、日本人の優しさや配慮が生み出した一種のコミュニケーション術とも言えます。ただ、受け手がその「裏の意図」に気づいてしまうと、負担に感じることもありますよね。
もしあなたが似た状況に直面したら、どうしますか?時には、少し距離を置くことや、自分の気持ちを素直に伝えることが大切かもしれません。
「本当にありがたいんですが、最近少し忙しくて…」
と軽く理由を添えるだけで、相手も配慮してくれるかもしれません。
やさしく悪口を言う人が好かれるワケ
なぜ、人は褒め言葉の裏に、悪口を言ってしまうんでしょうか?
実は、*1 ある研究では、友人が他の共通の友人について不満を述べるシナリオを参加者に読んでもらい、その際、柔らかく個人的な感情を表現することで、聞き手が不満を述べた人に対して好意的な印象を持ち、不満の対象となった人に対しては否定的な印象を持つ傾向が示されました。
人間関係において、他者への不満を柔らかく表現することは、聞き手に対して自身を好意的に印象づける効果があります。これは、感情を共有することで共感を得やすくなり、信頼関係の構築に寄与するためです。一方、強い怒りや攻撃的な表現は、聞き手に不快感を与え、自身の評価を下げる可能性があります。
そのため、感情を伝える際には、相手の受け取り方を考慮し、適切な表現を選ぶことが重要です。 友達が他の友達の悪口を言うとき、やさしい言い方をすると、その話を聞いた人は悪口を言った人を「いい人」だと思いやすくなる。
でも、怒りっぽく話すと、聞いた人が嫌な気持ちになってしまうこともあります。だから、誰かに不満を言うときは、"相手がどう感じるかを考えて、やさしい言葉を使うことが大切です。"
怒りを共有しよう
人に伝えるのが下手だ、喋ることで好かれたり嫌われたりするのがいやだ、でも、どうしても怒っていることをみんなと共有したいなら、気軽に自分の感情を表現できる場所を探してみましょう。
「cluster(クラスター)」は、スマートフォンやPC、VR機器など多様なデバイスからアクセス可能なメタバースプラットフォームです。
この仮想空間では、音楽ライブや発表会などのイベントに参加したり、バーチャルワールドでチャットやゲームを楽しむことができます。
人と会話することで、怒りやストレスを軽減する効果があることが知られています。感情を言葉にして表現することで、心の中に溜まったネガティブなエネルギーを解放し、気分がスッキリする効果があります。
特にアクセサリー機能では、自分の気持ちを表現するアクセサリーを自分で作って、みんなに知ってもらうことができます。
clusterは、ユーザーが自身のアバターに多様なアクセサリーを装着し、個性を表現できるメタバースプラットフォームです。これらのアクセサリーは公式提供のものだけでなく、ユーザー自身が作成・アップロードし、販売することも可能です。
喋り方で誤解されたあなたでも、メタバースなら普通ではあり得ない怒りを共有を見た目で実現できてしまう。
周りがあなたを見ただけで、みんなが気を遣ってくれるような、そんな激おこぷんぷん丸君になりました。
もちろん自分オリジナルの感情をアクセサリーにして、みんなにぶつけよう!
物作るとたのしいです。☺️
クリエイティビティで共感してもらえるとストレス発散になるよね。
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*1
著者名:浅田マリナ
論文タイトル:『日本語日常会話における「直接的不満表明」と「愚痴」—不満のターゲットと談話シークエンスに着目して—』
所属機関:立命館大学大学院