親知らずバンザイ
旦那は親知らずを抜く
二三ケ月前から旦那は親知らずを1本づつ抜いている
抜く度に、同じ反応をする
抜いた日は
「あんまり痛くない」
二三日後から
「痛い、食べるのしんどい、お腹はすく」
そして、さわるな、近寄るなを繰り返す
近寄るな、と連呼されたら
何故か血が騒ぐ
ふり?ダチョウ倶楽部?
うん、言われたら近寄る
「どっち?痛い?」
人差し指で頬をつつく
「痛いって、言ってる」旦那
「確認のためな」私
確認はいらないが、その後
「痛いの治ったら、行きたいカフェある」
「痛いの治ったら、行きたい場所ある」
連呼する
「そのうちな」旦那
痛いのに便乗して約束してもらう
「約束な」
私は痛くて抵抗できない旦那の小指をひっぱり出し指切りをする
「そこまでは約束してない」旦那
「指切りは絶対、守らなければ罰金な」私
理不尽な指切りをして喜ぶ私
何故指切りさせられたか理解不能な旦那
歯が痛いぐらいがちょうどいい
(痛いアピール)している隙に
私の要求を約束、指切りしてもらえる
新たな約束をとりつけた今
あと親知らずは何本残ってるのか
スケジュールを考えるのに
余念のない私だった
親知らずよありがとう
そして痛みは程々に
って言いたいところだが
あと約束したいことが10個あるので
もうしばらく頑張ってほしい
よろしくです