喜ぶべき独り立ち

独り立ちは喜ぶべき?

我が家の次女は今回就職でひとり暮らしになりそうだ

とうとう二人娘もいなくなり、二人の生活になる

子供の独り立ち、絶対喜ぶべきだ
わかってはいる

だが二人共いなくなると、なんとも虚しさが襲う

長女はアクティブで家を留守にしがちだった
独り立ちしたときも、どこかで(また帰ってくる、ふらりと)って思うことにしていた

次女は逆で、家にかなりの頻度でいた
なんならお昼まで家にいたり、お昼も食べて学校に行っていた
旦那がいない時は次女が在宅、旦那がいる時間は次女がバイトや大学といった生活だった

一緒にいる時間が長い為、ダメージが大きい

旦那に
「次女までいなくなったら、どうしよう。
話す人がいなくなる」
旦那は
「俺はいるから」

20時に部屋に行き、早く休む旦那といつ話するのだろう
小学生より早い就寝だ

いまや思い出されるのは、幼少の忙しい毎日や小さなことで笑えた日々懐かしくてならない

あの頃は楽しむことさえ難しい、慌ただしさだったのに

いまや育てたような気がしていたが、育てられていた、いや私が一緒に過ごしてもらってたのだ

さみしくて、死んでしまうわ、と思いながら
旦那と二人になることを想定したシュミレーションをしてみた

いやもう想像したくない
ペッパーくんを招くかGoogleさんに話しかけるか
私の心の大きすぎる穴は何者にも埋められない

無気力で脱力した我が身を保つ方法が見つかりそうにない

ただ幸せという残像だけを残して

私の身体も心もぽっかりではちいさすぎる
バズーカで撃ち抜かれたような
どデカい穴が私の身体を蝕んでいる

過ごしていた日々は、与えられていた時間は幸せそのものなのに
離れる直前まで自覚がなかっただなんて

平和ボケと幸せボケだったのか
ドップリと浸かりすぎていた

もう手足も身体も心までも、ふやけ過ぎて感覚さえ奪い去っていた

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