落ちついている時は正しい行動がわかるのに、その場ではできない
神経発達症(発達障害)のあるかたにはよくあることだと思います。
「こういう時はこうする」とわかっているのに、実際はできない場合があります。
・親切にしてもらったのにお礼を言わない
・自分が担当した作業が進んでいないのに、提出期日まで黙っている
・謝罪の言葉を伝えるべき場面なのに、あいまいな表現しかせず相手が怒る
考えられる原因はいくつもあります。
・「今がその行動をとる時」だと気づいていない
・自分の気持ちの対処で精いっぱい
・問題の認識から行動までの間に時間がかかる(タイミングを逃す)
・細かな「もしかしたら」が頭に浮かび、どれが正解かわからず動けない
・自分の発言の意図と、相手に伝わった内容に乖離がある
などなど。
ASDやADHDがあるかたでも、全く同じ人はいません。
何が起きているかが場合によって違いますから、よーく聞いてみないと介入のポイントがずれてしまいます。
お仕事を始める年齢になる前に、
☆できることを広げておく
☆人への信頼感を養っておく
ことはとても大事だと思います。
理解者をもつ子は強いです。信頼できる人間がいる、ということは人生への安心材料となりますし、自分のことも大事にできる人に育つでしょう。
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