独立するということ。
はじめまして。
突然ですが、私はクリエイティブ・プロダクションを経営しています。
39歳の時に企業して、今4年目です。
今日は、最近の「会社で消耗してるwww独立すればいいのにwww」という
最近の風潮について、書きます。
要点は下記です。
●独立はしたらいいと思う!→待っている様々な困難を乗り越えるなら
●本当に独立してる人の意見を聴こう!→自称独立、実は寄生虫がたくさん
●ゴールを設定しておこう!→ひとりでやるか仲間とやるかは重要
私は、独立はどんどんしたらいいと思います。
若いうちに独立すれば、年齢がいってからの独立よりも難しいこともあれば、
逆に簡単なこともあります。
でも、会社に所属して不満を抱えるよりは、独立したほうがいいです。
独立のメリットは、自分の経験からこんな感じです。
●自分がやった分、儲かるから、収入が増える
→これは当たり前ですね。ただし、個人事業主の場合は、やればやるだけ儲かりますが、社員を抱えた場合、社員が優秀かで変わります。
●訳のわからない組織ならではのストレスがない
→所謂、中間管理職のストレスなどはないです。
●自分でいろいろ決められる
→今までなんであの上司はアホなんだろうとか思ってたことが全部自分でできます。
細かいところはいろいろありますが、だいたいこんな感じ。
では、独立のデメリットはこんな感じです。
●自分が儲けなかったら、収入が減る
→部下や上司、他部署の大勢もいないので、自分が儲けなかったら、当然収入は減ります。会社に属していれば、実際は自分は赤字でもお給与はしっかりもらえますが、独立すると赤字なら給与は単純にもらえず、借金ができます。
●訳のわからない個人ならではのストレスがある
→会社の場合、先輩や上司に泣きついたりして回避できたことも、独立すると逃げ道はないです。組織内からのストレスはないですが、顧客や外注先などとのトラブル時、逃げることができません。よく逃げる個人事業主を見てきましたが、みんな50歳までには駆逐されてました。個人事業主は自分の信頼がすべてですから・・・。
そして、個人事業主ではなく、会社組織を構えた場合、社員からのストレスがまぁ、半端ないです。
今はネットで様々な情報が入手できますが、その情報を自分に都合よく解釈して主張したりといったストレスは、はっきり言うと会社員の時のストレスと質が違い、より粘着質で大きなストレスです。
●自分でいろいろ決めなくちゃいけないし、責任もとらなきゃいけない
→社長も上司もいないので、自分で全部決めないといけないです。当然、その結果には自分が全責任を取らなければいけません。
メリットの反対がデメリットでした。
会社に属しながら、独立独立どくりつと呪文を唱える人は、
もしかするとメリットばかりを考えていると思われます。
本気で退職し、独立を検討しているのなら、
ネット世界に蔓延している「独立マンセー」みたいな
キャラクターの人々ではなく、きちんと自分の力でご飯を食べている
人の話を傾聴しましょう。
一見、独立して収入も上がって成功しているように見えるフリーランスな人でも実際によく見てみると、実は企業や個人に寄生しているケースがかなり多いです。
寄生とは言葉が悪いですけど、事実です。
どういうことかというと、自分で仕事を取ってくるというよりは、仕事をたくさんもっている企業の社員や他のフリーランスにしっかりと寄生し・・・いや、仲良くすることで、仕事を安定的にもらっている人たちです。
こういうフリーランスは独立しているとは言えないと思います。
私も今までこういう人たちとやりとりをした経験が何回もあります。
こういう人たちの特徴です。
・とても人が良いように見せる
・手助けしますよ的なことが口癖
・とても仕事ができるかのようにアピールしてくる
ex.自分はあの案件やあの案件にも関わっているなど
・周囲にもすぐに独立を奨める
・すぐに飲みに行きたがるが、よくて割り勘、基本奢らせようとする
・実は税金をかなりちょろま・・・・
こういう人たちは、自分では何も生み出せません。
仕事を頼んでも、結局自分の周りの人たちに仕事を丸投げし、
さも自分がやったかのように見せてきます。
プロデューサーを名乗る傾向が強いです。
当然、間にそんな訳のわからない自称プロデューサーが入るので、
実際に仕事をやってくる人たちと意思の疎通が取れず、
仕事は炎上しやすいです。
その場合、そのプロデューサー(炎上王子)は、突然連絡がとれにくくなります。
どうにか仕事が納品されると、途端に飲みに誘ってきます。
こういう炎上王子は過去にいろいろな顧客の仕事をしてきていますが、
いろいろな顧客と長続きせず、イナゴのように顧客を乗り換えます。
もし、独立を真剣に考えているなら、自称プロデューサーに相談するのではなく、きちんと自分の力で歩いている人に聞きましょう。
何百倍もためになります。
最後は、独立して数十年後のゴールをイメージしておきましょう。
独立して、ひとりでやっていくのか、会社組織を作っていくのかは
まったく違います。
ひとりのほうが、会社組織を作るよりもストレスやリスクは少ないです。
でもひとりで50や60まで働くのかという、
独身で老後を迎えるのかと同じような悩みが出てきます。
仮にひとりでやっていくとして、
50歳、60歳をどう迎えるかを具体的にイメージすることをおすすめします。
会社組織にする場合、会社の未来は5ヵ年単位で計画を立ていき、
毎年見直しましょう。
最後に、自分に自身がないなら、会社にいたほうがいいです。
どんなにだめでも、儲けていなくても、安定的に給与がもらえます。
しかも、よほどの問題を起こさない限り、会社は解雇できないなんて
サイコーの環境です。
周囲からのストレスがあるなら、鈍感力を身につけてもいいでしょうし、
お金のために相手の懐に飛び込んで仲良くなってもいいと思います。
鬱病などが発症しているなら、転職しましょう。
命が一番大事です。
独立する場合、自称独立している寄生虫のような人であれば、
ある一定期間はそれなりに稼げますが、60歳までしっかり稼いでいる
寄生虫を見たことがありません。
生活保護を受けるようになった人なら何人も知っていますが・・・。
まず、自分が人よりもできる部分があるのかを自問自答してみてください。
ある程度の自信があれば、
きっと普通に暮らしていけるくらいにはなると思います。
私は
ベンチャー企業→大手代理店→ベンチャー企業役員→独立
と順調に収入が上がっていますが、
正直、会社員でも経営者でもそんなに差がないと、
今のところ感じています。
まぁ、私のような凡人でもそれなりにやっていけているので、
覚悟さえあれば、たぶん大丈夫でしょう。
みなさんの覚悟を応援しています。
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