#9 ワーキングメモリ凹の困りごとや特徴
発達支援をしているKiKiです!
自身にも凸凹があり前回は処理速度凸さんについてのnoteを書きましたが、この度はワーキングメモリ(以降省略:WM)凹さんについての困りごとや特徴について、私の経験を元にお話ししていこうと思います。
ちなみにWMは何の働きをしてくれるのかというと…
つまり、WMが低いと情報の記憶や整理に支障が出てしまうのです。
それでは私の経験則にではなるのですが一つずつ見ていきましょう!
長い説明や質問を一度で理解できない。
いやーこれはある。メインにこれですね。
正直めっちゃ辛い。
一回あったのは友人がボードゲームの説明をしてくれている時に、ルール説明が長いのとルールが私にとってはやたらと多く、全く理解できなかったので途中で興味を失ってしまった時がありました。
「なんで理解できないの?」
とその友達を非常に怒らせてしまい、あちゃーと思った経験があります。
これはADHDもあると思うのですが、注意散漫なので周りに雑音があったりすると人の話の内容が頭に入って来にくい。聞き間違いもすごく多い。
高校ではUWC ISAK JAPANという面白い学校に通っていました。ここでは完全に英語です。ネイティブにでさえ英語は聞き取りにくいことがある言語ですので、(自分がネイティブレベルでも)友達が質問したことに対して何度も
「え?もう2回いい?ごめん!」
と言って同じことを繰り返してもらうことが数え切れないほどありました。ひどい時は質問が長すぎて4回くらい繰り返してもらっても理解できなく、
「Ugh…. Fine. (はぁ?もういいよ。) 」
と幻滅されてしまい、とっても凹んでしまったこともあります。
これはとても私にとって苦い思い出です(^◇^;)
ただこれに対して今は理由がわかったので、事前にお話ししておくことや、謝った後に「実は…で困ってて、理解してもらえるとすごく嬉しいな。」というふうになるべく配慮いただけるよう努めています。
①だから、国語のリスニングが壊滅的
コレーーー。これこれ。あるあるなのではないでしょうか。
周りの友達はさらっと簡単に10点中10点をとっているところ私は2点…。一番初めにお伝えした通り長い説明や会話を頭に情報として保持することができず、それによりリスニングテストは壊滅的なのです。
当時は自分が馬鹿なのかと思って自責していましたが、WAISを受けることができてかなりホッとしたところがありました。
②だから、やることリストは頭に存在しない
頭の中だけでの情報の整理はほぼムリです。
なんてことはザラにあります。
頭に情報をホールドすることが苦手なため、すぐどっかにToDoとか飛んでいってしまうのですよね〜。困ったものだ。
だからメモ帳とか携帯とか超必須。とりあえず問題を解く時でも、何かを考える時でも書き出します。だからノートをすんごい使います。
ただ書いた後にそれさえどこに置いたか忘れたりすることもありますし一生続く悪循環。笑
③だから、聴覚的要素以外が必要
私の場合(他の子もそうなのかな?)聴覚的に情報は頭に残すことはできないのですが、視覚的な要素には割と強かったりします。
私はピアノなんかは先生の手を見て、視覚的に動作を覚えていたりしました。楽譜はあるのですが注意散漫でどこを見たらいいかわからなくなったり、、、
あとは英語を話せるようになったのは、英語の歌を言語的情報としてではなく「音」として入れて感覚的に覚えていたので、後々それを意識的に考えることで話せるようになっていったりしました。覚えるというよりかは「音」として認知して感覚で…。
また視覚優位の子供たちが多いと思うので、やることがあったらホワイトボードにわかりやすく書いてあげるなど。そうすることによって何度も確認ができたり忘れてしまったりすることがなくなります。
それ以外にも私は道を歩いているときに思いつくことがあったりするので、腕に巻くメモ帳を持って歩いていた時期もありましたね〜。
スマホ出してメモ帳開くまでに忘れたりするから笑
いかがだったでしょうか?
これはあくまでも私の経験に基づいたお話しであるということをご理解いただけると幸いです。私は超絶ADHDでもあるのでその要素もかなり入っているような気がしています。
もしワーキングメモリ凹さんで「こんなこともあるよ!」という方がいらしたらぜひコメントで教えてください✨
それではっ!
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