Inspiring Stories: Positive Delivery of Your Thoughts(もっとポジティブに!)
Speech、Writing どちらであっても、positive に自分の思い・考えを述べることが重要だと思っています。
学校・職場での会話・報告に始まり、社内外の様々なレベルの会議や学会に至るまで、様々な場面で、自分のアイディアを伝える際には、「delivery (デリバリー)の仕方」が大きな違いを生むと痛感しています。
分かっていても結構難しくないですか?
私ができているかというと「?」で、うまくいかずに後悔も多いですが、心に留めていますし、「ちょっとした出来事」が、その重要性を思い出させてくれます。
1) 7月7日のフランス解散選挙決戦投票の結果を受けて、「国民連合」のマリーヌ・ル・ペン氏が発した言葉
2) 8月6日アメリカ民主党の大統領候補に正式に任命されたカマラ・ハリスの演説
3) マイクロレベルな私の個人的な経験
の順に、 inspiring だと感じたこと紹介します。
先に断っておきますが、1) と 2) に関しては、政治的な意図は全くありませんし、どの政党を支持しているかという問題でもありません。「デリバリーの仕方」という点で、inspiring だったということです。
1) マリーヌ・ル・ペン氏の言葉
実際の言葉は明確ではありませんが、「期待とは異なる結果」だったというコメントに対して、「(残念ではあるが)、また次の機会まで待つことになっただけ」の返答だったと記憶しています。
支持してくれた人に、(私の理解が間違っていなければ)「チャンスはすぐにやってくる、少しだけ時間はかかるが、勝利は既に手中にあり」と、「敗北」を positive メッセージに変える。
ただただ「上手い!」と思わず声がでてしまいました。
2) カマラ・ハリス氏の演説
実際の演説を視聴した人もいると思いますが、少し「鳥肌」ものでした。
positive なメッセージを全面に打ち出し、「未来のため」に全力を尽くすという内容そのものは言うまでもなく、ポーズの取り方、聴衆を巻き込みながら自分の思いを染み渡らせる・・・
まさに「delivery (デリバリー)」の極意を体現していたと感じました。
また、オバマ氏が聴衆の心を掴んだ時の演説と非常によく似ていると感じながら聴いていました。「政治家だから演説が上手い」というだけでなく、日常レベルでも私達が取り入れることができることはたくさんあるのではないでしょうか?
negative な表現に変えて、positive (少なくともそう聞こえる)表現を使う。自分の意見をまくしたてる代わりに、重要な箇所ではゆっくり語りかけるように話す・・・等などです。
3) 私の個人的な経験
speech ではなく writing において心がけていることですが、negative ニュアンスをさけ、positive な単語・表現を使うようにしています。
「〜するのに苦労している」を表現するなら・・・
"suffer from" という熟語が思い浮かび、
1) I have been suffering from writing a good paper.
と表現しがちですが、
2) I have been struggling with writing a good paper.
と "struggle with" を使うようにしています。
1) は、「もがき苦しんでいる状況」を静的に表現していますが、2) では、positive で「(未来に向けて)格闘している」というニュアンスが伝わります。
"contribute to" も positive ニュアンスの使える熟語です
1) I hope this will be helpful in your understanding.
2) I hope this will contribute to your better understanding.
1) より 2) の方が「動的」「前向き」です。
これらの例は、native の訂正から私が学んできたものです。
最後に・・・
paragraph (段落)をつなげて自分の意見を述べる際には、各 paragraph の topic sentence(第1文・主張文)を positive な文で始めるようにすると、より「力強い」メッセージが伝わると思っています。
Thank you for reading this through. I hope that this post will "contribute to" your better understanding of the importance of message delivery. See you in a bit.