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Inspiring Stories (心に刺さる話)12

今年の夏はまだ終わっていない。殺人的な暑さの中、ただ日々をやり過ごし、秋を待つ。エアコンなしで眠れる夜がもうすぐやって来る?

立ち寄ったカフェで、ふとこんな考えが頭をよぎった。
何故なんだろう。手に取る全ての本が、まさに「私に選ばれるべき」だったかのように、心に寄り添いそっとメッセージを届けてくれるのは。

このように感じたことはありませんか?
Inspiring storiesに出会うって、読者側にも何らかの心の準備が必要とされるものなのでしょうか?メッセージを受け止めるためには。

この夏、柚木麻子さんのアッコちゃん」シリーズに出会った。瀬尾まいこさんの「幸福な食卓」の時のように、友人から「元気が出るから!」と勧められ、一気に3冊(『ランチのアッコちゃん』『3時のアッコちゃん』『幹事のアッコちゃん』)読破した。

「おせっかいな」「アッコちゃん」の影響で、関わった人々は大きく成長を遂げていく物語で、「アッコちゃん」の言動がとても小気味よい。アップテンポな展開で、とても元気をもらった。

とりわけ、「心に刺さった」言葉・内容は・・・

まず第1に、「アッコちゃん」がおせっかいを焼く相手は、「その素質」を持った人であること。メーッセージを受け取ることができる「豊かな土壌を持ち備え」、助言を受け入れる「柔軟性」がある人。そう、「馬に水を飲ませることはできない!」のだから。
どうしてこのシリーズに出会うまでに、こんなに時間がかかったのだろう?

さらに、「アッコちゃん」のメッセージ2つ・・・

シリーズに一貫して流れているテーマなのだが、『幹事のアッコちゃん』ラストあたりのメッセージ

壁にぶち当たった時に、「できること」から1つずつやっていく。

そうなんだ、今やっと気がついた。状況を打開するって、「気づかないふり」をするのではなく、「今できること」で一歩ずつ前に進むことなんだ。

"Stay low and let the storm go over you" (姿勢を低くして嵐が過ぎるのを待つ)のが一番の解決策だと今の今まで思っていたが、実はとてもpassive (受動的・消極的)なんだ。よくよく考えてみれば、「椅子から立ち上がり、部屋を整えることで、心が整う」ことだったりする。

もう一つは、国際化を推進したい私に刺さった言葉。
日本人が海外で成功するには・・・持ち前の調整能力やNOと言わない寛容さをプラスに生かすことから始める。」

そう、「柔軟さ」や「相手を思いやる気持ち」を「自己主張」や「積極性」と取り替えたりするのではなく、「自分は自分でいい」「相手に無理に合わせず、自分の良さを培っていく」「私達は関係性の中で生かされている」。

そうすれば、結果が自ずとついてくる。もし希望した成果が出なくても、方向転換すらも、その柔軟さでやってのけることができるのかも。

I really wonder what books, and life, will unfold to me.  (何を私に示してくれるのか?)Among a stack of books on my desk, I will pick one at a time….Thank you for reading this through.  See you in a bit.  


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