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ぜんぶひらがなでかく

  のーとやえすえぬえすやぶろぐといったねっときじをみていると、それはひらがなでいいんじゃない?ということばがかんじにへんかんされているものをよくみかける。
  りゆうはおそらく、ぱそこんやすまほでもじをにゅうりょくしているからというものだろうが、おかげであまりみかけないかんじにであってよろこんだり、ぎゃくにそのせいでぶんしょうのとちゅうでつまってしまってすらすらよめなかったりする。
  だからこのきじではぎゃくに、ぜんぶひらがなでかいてやろうとおもう。
  とうぜん、かんじはとてもべんりなもので、ぜんぶひらがなでかくととてもよみにくいぶんしょうができあがるし、かんじとひらがなとたまにかたかなをうまいぐあいにつかいわければ、それはそれはすとれすのないぶんしょうができあがるとおもう。
  だけれど、そのあんばいはやはりとてもむずかしい。かんじをつかいすぎるとちしきをひけらかしているようにもみえるし、ぜんじゅつしたとおりよみにくくなってしまうが、ひらがながおおすぎるとそれはそれでよみにくいし、せんがくだ、とばかにされてしまうかもしれない。うまいぐあいにてきとうに、というのはいつも、かなりなんかいなしひょうである。
  では、じょうようかんじをもちいるひょうげんだけかんじでかいて、それいがいのかんじはつかわないというのはどうだろうか。おそらくこれもむりがあって、というのも、さいきんみかけるなんどくひょうげんはじょうようかんじをそれまでみたことのないくみあわせでつかっているものがあったりするし、ぎゃくにじょうようかんじでなくてもひろくつかわれているものはやまほどある。
  ならばどうすればよいのか。こじんてきないけんだが、どくしゃにすとれすをあたえずにぶんしょうをよんでほしいなら、じぶんがぱっとみてよめないかんじはつかわないことだとおもう。このほうほうにももんだいはある。まず、すまほやぱそこんでもじをうつとき、よそくへんかんがあらわれるとわたしたちはついついそれをせんたくしてしまう。すると、じぶんもそくざによめないかんじひょうげんがなんだかよめるようなきぶんになってしまうことがあるのだ。かんたんなかんじをならべたときほどそれはおこりやすく、また、いみをかんじからすいそくできるようなひょうげんだとなおさらである。もじをうって、よそくへんかんにでてきたかんじをみることでわたしたちはがくしゅうしたり、がくしゅうしたきぶんになってしまったりするのだ。もうひとつのもんだいは、じぶんはよめなくてもどくしゃはふつうにそれをよめたり、ぎゃくにじぶんはよめるかんじをどくしゃがよめなかったりするばあいがあるということだ。あなたがたくさんかんじをしっていることはすばらしいし、どうじにたしょうよめないかんじがあるのはとうぜんなのだが、こういったかきてとよみてののうりょくのさによってせんがくやけんがくをひはんされるかもしれない。だから、けっきょくはこれも、よみてのことをいしきしてかくしかないというにつきる。かくということはよんでもらうということであり、どくしゃをそうぞうせずにそれはできない。あなたがぶんしょうをただかきたいだけで、こくうにはなつだけだというならべつかもしれないが、もしじぶんでよみかえすことがあるなら、すくなくともそのときじぶんがよめるであろうひょうげんをもちいるべきだ。あなたがよめないぶんしょうはもはやあなたのぶんしょうではない。
  さて、ぜんぶひらがなでかくからといって、ぼくがよみてのことをそうぞうしなくていいわけではない。このせいげんされたじょうきょうにおいてできるだけわかりやすいぶんしょうをかくことができるか、かきながらきづかされたことはおおい。まず、たんごのくぎりかたがあいまいにならないようにしなければならない。どこでたんごができているのか、どこでぶんしょうがくぎれるのか、ひらがなにするととてもわかりにくくなる。そのため、とうてんをおおくつかいたくなる。だけどおおすぎると、きもちがわるくなる。だからこれもまたよみてのきもちにならなければ。また、むずかしいことばをおおくつかいすぎるのもよくない。むずかしめのことばはむずかしめのかんじとせっとになっていることがおおいようにかんじる。というか、むずかしめのたんごはかんたんなたんごとおなじおとであることがおおく、どうしてもよみてが、のうないへんかんにてこずるきがする。でも、ぼくのゆうしゅうなふぉろわーさんたちなら、たしょうむずかしいことばがあってもてきせつによんでくれるだろうとおもって、あまりきをつかわずにかいた。
  すこしはなしはかわるが、ふだんのかいわではおとでことばをにんしきするので、かんじはつかわない。わたしたちはこのようなひらがなのじょうほうでこみゅにけーしょんをせいりつさせている。もちろん、おとになるといんとねーしょんやよくようやくぎりがめいかくになるのでそれはよいかもしれないが、のうないでかんじやいみをそうぞうしているわたしたちはあんがいすごいのかもしれないとおもった。

   むずかしいかんじやことば、よこもじのことばといった、てきかくにつたわるのかあいまいなひょうげんをつかうあいてをまちがえないように、というじかいをこめて。
  でもむずかしいことばはそれはそれでおくがふかいのでひていしているつもりはありませんし、ぼくにたいしてつかってくれるのはだいかんげいです。

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