【魔女の宅急便】考察にあたって
この記事では、私がこれからどのようにスタジオジブリ作品「魔女の宅急便」について考察していくのかを説明しています。
原作について
基本的に、角野栄子氏による原作(以下原作版)を元に考察することは避けます。というのも、スタジオジブリ作品(以下ジブリ版)で大きくシナリオが変更、着色されているからです。また、原作との流れと、ジブリによる見解にも違いがあり、同じものとして考察することが不可能であるからです。実際、シナリオが大きく変更されたために、角野氏と宮崎氏は何度か対談を行い、角野氏と和解(?)したとのことです。
よってジブリ版は、”原作の映像化”ではなく、あくまで”原作を持つ別作品”として解釈すべきであるとし、原作からの解釈は避けます。
引用等
基本的には宮崎氏などの”制作にかかわった方々のインタビューや見解”を元に考察していきます。つまり、”公式見解を基準とする”ということです。他の方の考察等を基準に考察することは避けますが、”他の方の考察を検証する”ことは考えています。
以下、主に引用、参照する冊子
・The Art of Kiki's Delivery Service(日本語版)
・The Art of Kiki's Delivery Service(英語版)
・ジブリロマンアルバム 魔女の宅急便
また、記事によっては、アニメージュ、ジブリの教科書などを引用することがあります。基本的には上記の冊子が主な引用元になります。