Space Song / Beach House

Beach Houseは、どのようなきっかけで出会ったかもう忘れてしまったのですが、
2012年のアルバム"Bloom"から知り、このライブでも披露している"Wild"と"Lazuli"を聴いて好きになりました。

彼らは2004年結成で、今もぼちぼちとですが音源を出しているので、もう20年続いていると考えると何気に凄いです。

Victoriaの年齢不詳なヴォーカルときらきらしつつ不穏なドリームポップ・サウンドのバランスが好きで、好きな曲が沢山あるのですが、一つだけ選ぶなら"Space Song"になります(この映像では47:19~)。
こちらは2015年のアルバム"Depression Cherry"に入っています。

この曲を聴くと思い出すことがあります。
デンマークで寄宿制の芸術学校に通っていた時のこと。
夜に自分の部屋がある棟に帰る途中で、この曲がどこからか聞こえて来ました。
誰が聴いているのだろうと思って音がする方を見てみると、その学校でsong writingを教えていた先生の部屋の窓が開いていて、明かりが洩れていました。
その先生とはコースも違い、特に接点もなかったので在籍中関わることはほぼなかったのですが、自分と同じようにその人もこの曲を部屋で一人聴いたりしているのかなと思うと、何だか親近感が湧いたのでした。


Beach Houseは2016年の来日公演を観に行きましたが、その時の記憶はもう薄れかけているところ、このPitchforkのライブ映像を観るとセットリストやステージ照明などを思い出すことができます。
実際に見た彼らのライブの印象はまさに、幽幻、という感じでした。

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