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中南米バックパッカー旅①波乱の出発編🇨🇦🇲🇽


はじめに

2022年10月に日本からカナダに旅立ち、ワーホリを約1年程(Toronto/Banff)、そしてその後は3ヶ月弱の中南米バックパッカー旅をしてきました。

日本帰国後に久々に再会できたお友達から「土産話聞かせて!」とたくさん聞いてもらうけど、咄嗟にうまく出てこない。たくさん土産がありすぎて。

ということで、楽しかった辛かった旅の様子、素晴らしい中南米の国々の様子をみんなにお伝えしたいし、自分でもなにか記録に残しておきたくて、このnoteに書き綴っていくことにしました。

よければ、お暇な時にぜひ読んでいってみてください。
まずは初っ端から暗雲立ち込めた、過酷な出発編。スタート。

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カナダ出国

2022年9月24日。
遂にやってきた長い旅の始まり。

バンフのホテルでのラスト出勤を昨日終えて、速攻部屋を片付けてパッキングを始めた。去年のBlack Friday Saleで$100くらいで買ったMECの65ℓのバックパックに最低限必要なものだけを詰めこむ。
日本から持ってきた大きなスーツケースはトロントのお友達の家で預かってもらうことにした。

なんか足りないものがありそうだけど、最悪パスポートと財布さえあれば生きてはいける、をモットーに無駄なものは詰めない。
(これ、こういう時使えるかも、、、と思って入れたものは85%使わない。バックパックの奥に押し込まれて途中で存在も忘れてしまう。)
今度バックパックに詰めてたもの、便利だったもの、そうじゃなかったものも別の記事で書こうっと。

荷物の準備もなんとか終わり、いよいよ出発。
大好きだったルームメイト・お友達とバイバイし、今回の旅についてきてくれることになったAdiと合流して最寄りのカルガリー空港に向かう。

人生で1番最高の夏を過ごしたと言えるバンフの街。バスの車窓から最後に眺めるロッキーマウンテンはやっぱり超かっこいい。寂しい気持ちとワクワクの気持ちでいっぱいになる。

今回の旅のスタートは、

カルガリー → トロント → カンクン(メキシコ) 
→ メキシコシティ(メキシコ)

という超ロングフライトで始まる。合わせると3日間。
バンフ発、トロント発の2つのフライトは安い早朝便。
バカな私達はホテルを取らずに2日連続の空港泊をすることにした。

1泊目のカルガリー空港は肘付き無し(とても寝易い)ソファを見つけて快眠。
そんなことしてる奴は私達と、携帯を充電中にうたた寝してそのまま朝まで寝ちゃった変なおばちゃんだけだった。まあ、いい思い出。

2泊目のトロントの空港泊。全くいい場所が探せず、出発口のコーナーの冷たい床で寝ることに。

床で寝ようと試みる相方


寒いし寝心地も悪くて、結局そのまま寝れず疲れがどっとくる。まだカナダも出てないのに。早くふかふかのベッドで寝たい。
飛行機に乗ってしまえば爆睡フライトであっとゆう間にメキシコ、、。

なんとか一夜を超えたボロボロな状態のまま、搭乗券をもらいにチェックインカウンターに行く。ここで問題発生。

あなた達Problem発生よ、

Boss mamaって感じの係のおばちゃんが言う。

メキシコから帰ってくるフライトの予約がないと飛べないわよ、と。
今この場で予約してメキシコから帰ってくることを証明しなさい、と。

どうやら、そのまま不法滞在すると思われたのか?Air Canadaで中南米に飛ぶ人は注意しないとですね。

確かに私たちが持っていたのは片道切符のみ。いつ、どこから帰国するかなんてノープランだったし、終わりの日なんてまだ決めたくない。事情を説明しても、おばちゃんはNoの一点張り。疲れのせいもあり2人ともイライラ。でもBoss mamaが言うなら仕方がない。ので、泣く泣くexpediaで一番安いカンクン→トロント間のチケットをその場で予約。
無事にBoarding Passを手に入れた。

そしてこんな理由で私たちの旅は9月24日から12月8日の76日間で終えることがこの場で決まった。(決まってしまった)

初っ端からなかなかスムーズには行かなかったけど、荷物検査を終えてしまえばこっちのもん。トロント→カンクンのフライトは約4時間。爆睡した。



カンクンでの乗り継ぎ

久々のカンクン。生粋のリゾート地でカナダ・アメリカをはじめとする世界中から観光客(パリピ)がやってくる場所。空港の外に出た瞬間、相変わらず道にびっしり張り付いてるTaxiの客引きのおっちゃん達。「Hola amigos, Taxi〜?」が止まらない。
もう一発フライトを控えてる私達はおっちゃん達をスルーして、空港内のPubへ。

メキシコに着いたし、フライト頑張ったし、とりあえずマルガリータ飲んどかなきゃよ、と調子に乗った私達はそのお店のいっちばん大きいグラスのマルガリータを2つくださいと注文。5分後、見たことないくらい大きい、顔のサイズくらいの丸太いグラスが出てきた。しかも超濃い。味は美味しいけど超濃い。なんとか飲み切った頃にはもうベロベロ。だけどフライトは迫る。赤ちゃんみたいなスペイン語でみんなに道を聞く酔っぱらい2人は、なんとかターミナル間移動のバスを見つけて飛び乗る。
こんな筈じゃなかったよね、って、少し奥の席に座ったAdiと目を合わせながら静かに爆笑した。(良い想い出)

無事に出発ターミナルに到着し、旅の始発点・メキシコシティ行きのフライトに順調に乗り込む。メキシコシティまではたったの1時間半。初めて行く場所へのフライトっていうだけでドキドキが倍増。

治安はよろしくない、と言われているメキシコシティ。
メキシコシティ出身の友達が言うには、そういうエリアに立ち入らなければ大丈夫らしい。でもそのエリアがどこかは聞き逃した。Adiもいるしたぶん大丈夫。不安の90%は起こらないらしい。という言葉を信じて。


メキシコシティ到着

そして遂にスタート地点のメキシコシティへ到着した私たち。
スタートまでが本当に長く感じた。

空港から出ると夕方頃。タクシーでホステルに向かいながら初めて見る街を眺める。実際に見るメキシコシティは想像以上のCityだった。

高速道路、地下鉄、バスなどインフラはしっかり存在してる。そして人がとにかく多い。車も多く街中に行けば行くほどすごい渋滞してる。電車やバスは全部Jampack状態。

空港周辺の郊外は少し閑散としてたけど、ダウンタウンは本当にダウンタウンだった。東京までは行かないけど金沢よりかは全然栄えてる。日本のコンビニの間隔くらいで現れるタコス屋では外でケバブマシーンみたいなのでお肉を焼いていて、タクシーの中にいても美味しい匂いが漂ってきてお腹が減る。

無事に予約しておいたゲストハウスに到着。今回宿泊したのはRoomies Hostel Parque Mexicoというところ。スタッフも優しくて、中南米では嬉しいミネラルウォーターが汲み放題の宿。ベッドもまあまあ大きい。ああ屋根があってベッドがあるって最高だね、と感動する。もう夜も遅いのでシャワーを浴びて寝ることにした。温水とはとても言えない超ぬるいシャワーでさっぱりして、ベッドに入る。遂に長い旅が始まってしまったぞ、とアドレナリンが復活する。

明日はメキシコシティの街をぷらぷらしてから、テオティワカンのピラミッドを見に行く。どんな日になるだろうとワクワクが止まらない。でも寝なきゃ、でも寝なきゃ。長い長いスタートを乗り越えた自分たちにお疲れさま。そして深い眠りについた。


つづく


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