見出し画像

「社畜」って偉いんですか?〜転職を決意するまで〜

今、「社畜」になったとしても会社はあなたを守ってくれるでしょうか?

今後、科学技術やAlの発達で、高い生産性を求められる中、「社畜」を生み出す会社は、生き残れるでしょうか?

社会人始めた頃は社畜なんて言葉はありませんでした。

粉骨砕身、どんなことがあっても、会社に尽くすのが当たり前と思われていたからです。

それでも、社会人生活3、4年目までは、若いだけでチヤホヤされる、定時退勤当たり前、そんな環境で過ごしました。

古い職場だったので、女は結婚するまでの腰掛け、みたいな風潮があって甘やかされていたのもあったと思います。

しかし、仕事内容に物足りなさを感じることもあり、次の職場では正社員になりました。

そこは、正社員は際限ない残業を求められる職場でした。

入社から一ヶ月が過ぎ、上司との面談がありました。

「定時後は勉強の時間だから、残業を申告しないでほしい。」

と言われました。

「え、これって普通なのかな…?」

と思いつつ、

「正社員だから会社に協力して当たり前なんだ。まだ仕事もできないし、契約社員より給料も多くもらっているんだから。」

という考えを刷り込まれ、反論できませんでした。

次の月、また上司との面談がありました。

個室にて、

「残業つけるなって言っただろ?!わかんないのか?!」

とキレられました。

上司も、上からのプレッシャーがあったのかもしれませんが、違法な事を堂々とキレながら新入社員に押し付ける状況、恐怖を感じました。

さらに翌月、面談がありました。

「残業少なくつけてくれてありがとう。」

感謝されました。

こうして社畜は育成されていきます。

違法な事をやる→上司に褒められる→会社に貢献していると思う→他の社員にも同じ事を求める

というサイクルです。

何かあっても、会社はあなたを守ってくれません。

長時間残業が日常化する中、

「これって時給にしたら契約の人より安いよな...。」

と考えるようになりました。

慣れない環境の中で、日々の残業や繰り返される叱咤で心身ともに疲れ果てていました。

家族に相談しても、

「サービス残業なんて当たり前だ。我慢しろ。」

と言われました。

誰も味方をしてくれる人はいませんでした。

そんな時、

「あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。」

と言う本を見つけました。

そこで初めて「社畜」という言葉を知りました。

まさに当時の自分でした。

自分と向き合い、転職を決意しました。

次の職場では、仕事のやり方をいちいち指導してくるような環境ではなく伸び伸びと働けましたが仕事量が多く、定時で帰る「社畜化」していない人を見ると腹が立つようになっていました。

他の人にも「社畜化」を求めるようになっている自分がいました。

ちょうど、その頃から長時間労働や過労死について取りたざされるようになりました。

違法な長時間残業についても、厳しく規制されるようになり、「定時退勤」を推奨する風潮になりました。

やっと、

「あの時の自分は正しかったんだ。自分を信じて環境を変えることができてよかった。」

と思えるようになりました。

同調圧力に負け、あのまま働いていたらどうなっていたか、考えるだけで恐ろしいです。

また、「社畜化」を求めていた自分についても、反省しなければいけないな、と思いました。

時代は変化します。

あなたの身はあなた自身で守りましょう。

|自分が信じられない時に読んでほしい本|



|広告の掲載について|

https://note.com/kiki1986は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイトプログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。

いいなと思ったら応援しよう!

Kiki’s Review blog 英語学習アプリ、映画、時々ブックレビュー
よろしければ、サポート頂けると嬉しいです!これからもっといい記事が書けるように、設備投資に使いたいです。