非暴力
昨日、10月2日は国際非暴力デーだったそうだ。そうだ、というのは、昨日の午後まで、全く知らなかったからだ。
インド独立運動の指導者であったマハトマ・ガンディーの誕生日を国際非暴力デーとして、2007年の国連総会で制定された国際デーの一つだという。
ガンディーは、「非暴力・不服従」によってインドの独立を指導し、イギリスからの独立を果たした。決して「無抵抗主義」ではない。
私はもちろん、インド独立時は生まれてもいない。だが、成人してからガンディーを知り、映像などで「非暴力・不服従」による独立運動を知った。初めの感想は、「本当にこれが史実なのだろうか」というものであった。
非暴力による運動で、多くの血が流れたのもまた事実であり、それでもなお、塩の行進などの抵抗運動を続けた。
ヒンドゥー教の不殺生の思想があるのだろうが、ガンディーの人間としての魅力によるところも大きいのではないだろうか。
しかし、ガンディー自身が暴力に倒れ、今も世界中を暴力が覆いつくしているように見える。日本でも、直接的な暴力は減ったかもしれないが、言葉や態度の暴力は増えているのかもしれない。
そのほとんどが、弱い立場に置かれた人に対する暴力だ。
私は暴力を用いないが、心の中では暴力が渦巻いている。
ヒトの暴力性に非暴力は打ち克てるのか。
私の暴力性に非暴力は打ち克てるのだろうか。
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