さぁ遊戯王をはじめよう(初心者向け)
私は何を隠そう(隠してない)カードゲームが好きです。
その中でも遊戯王が今流行を掴もうとしている時流を感じたのと、
前回の記事で経験者向けに強くなるには的な記事を書いたのですが、
コメントで「こういう主張がハードルを逆に上げる」というご指摘も頂きました。
これは強火のオタクが熱語りしていることに加えて、そもそも新規向けの話と混同されている(書いていないから)からでは?と気づかされました。
有難い話です。
じゃあ初心者向けに「始めてみようよ!」って記事書けばいいじゃんっていう単純な発想から筆を取ります。
というか私ももっと沢山の人と熱いデュエルをしたいんだ!
遊戯王は最初の入り口が最も簡単
カードゲームってルール複雑じゃないですか。
遊戯王の基本的なルールは簡単です。
1・手札からモンスターを召喚する。
2・プレイヤー(モンスターが居たらモンスター)に攻撃する
3・攻撃力を見て、攻撃力に応じたダメージを与える
4・相手のライフポイントがそれによって0になったら勝ち
以上です。
マナ・コスト(土地)
シールド
トリガー
クライマックス
リフレッシュ
クロックドロー
マリガン
こういった専門用語を一切覚えなくても、攻撃力1800ぐらいのモンスターを召喚して5回攻撃したら相手は倒せるのです。
他のゲームは上記のルール用語を覚えないと、そもそもゲーム進行にすら支障を来します。
遊戯王も複雑そうに見えて、実際は複雑なんですけど。
あくまでそれは強い構築にも勝つ為とか、カッコイイテーマを華麗に回すとか、ルール覚えて、更に強くなっていく為に必要な段階なんです。
分かんない人同士で「よくわかんねーけど攻撃だ!」「ぐえええ負けた」
ってワチャワチャ遊んだり自体は、すぐに出来る点は、世界一優しいカードゲームです。
最初は財布に優しい!
遊戯王の敷居が低いのはここにもあります。
特にシングルカードのショップ価格相場というのが、他TCGと比べてかなり安いです。
デッキ構築枚数が最低40というのも追い風で、必要な枚数まで少ない為に、子供たちのお小遣いで構築しやすいのもいいです。
思い入れのあるテーマのカードを、もっとカッコよく光らせたい!っていう人向けにも、シークレットレア、アルティメットレアのような激しい眩さを持つエースカードも沢山存在しており、一部のコレクター向けレアリティを除いてそれも安価です。
また6/8に発売される、構築済みデッキシリーズ「ストラクチャーデッキ」は特におすすめで、強力なデッキにも多数収録される汎用性の高いカードが所狭しと収録されています。
これは滅多に無いレベルでの豪華さで、運営側が新規をもっと取り込みたいからという本気が伺える神箱です。
始めるなら是非3箱狙っていきましょう。練習にも使える強力な、サイバードラゴンデッキ1組と、余った汎用カード1~2デッキ分でお好みのデッキを安く強力に作っていけるようになります。
強く(上手く)なったら、「あの時買っておいて良かった・・・」となること請け合いです。
遊戯王は色んなレベルの戦いができる
上述と重なる部分もあるのですが、敷居が低いということは、まだ戦術的なコンボが組めないような初心者同士が集まって、それっぽい感じのデッキでお互いに四苦八苦しながらも対戦できたりするわけです。
そこから、超高度な空中戦を開幕から披露する上級者同士の戦いも起きたりするわけです。同じルールの下でです。これは凄いことですね。
「とにかく対戦しながら覚える」というのが一番やりやすいのが遊戯王だと私は考えています。
遊戯王はやればやるほど強くなる!
遊戯王のカードプールは宇宙です。
トップレベルに強いカードでないもの(皆が到底眼中に無いような)でも、
特定の状況に誘導できる構築ならほぼ勝負が決まる程強力なカードがあり、
全てのカードを網羅しておくなど、ほぼ不可能。
自分の経験値や予習の繰り返しによって、それらの予備知識を溜め続ける事で、より強い構築やプレイングができるようになっていきます。
汎用カードの高度の読み合いも重要ですが、マニアックなカード群による分からんゴロしも楽しいですよ。
ゲーム性としての魅力は何か
アニメから入った人は、カッコイイと思ったキャラクターのテーマカードを使ってみたい!などもあるでしょう。
今回純粋なカードゲームとして興味を持っている人にお伝えするならば、
ズバリ「圧倒的なスピード感」でしょう。
マナ・コストの概念が無い遊戯王においては、カードの連携を妨害等で切られない限り、想定している展開ルート着地まで無限に動けます。
「何ターン目からエースカードの〇〇の着地を狙う」などと悠長な事言ってられません。
お互いに最強モンスターを開幕から立たせて殴り合う事を目指します。
音楽でいえば他のタイトルがイントロ・Aメロ・Bメロ・サビとなる王道で、遊戯王はいきなりサビから入ってドーンと掴みを取りにいくタイプです。
YOASOBIの群青みたいな感じです。遊戯王は令和のタイパ意識に寄り添います。
つまりいきなりクライマックス。相手にターン渡して戦略を練るような猶予はありません。相手ターンでさえ動きを注視し、隙あらば切り込む。
1ターン中に他ゲームの7ターン分ぐらいの応酬をする濃密さが魅力です。
逆に何が敬遠されているのか
魅力の裏返しとでもいいますか、濃密すぎる1ターンの処理が難しすぎて、(もちろんこれは上級者の対戦での話です)
大会レベルの参加者の各1ターン目の処理を見てもサッパリピーなので
「え、遊戯王ってこんな動き覚えないと始めれないの?」って思ってしまう事だと思います。
将棋でいえば初心者が初手で藤井聡太VS名人級の複雑な中盤戦を見ているかのような感じです。分かる訳がない。
ですが先述の通りそれは誤解で、いずれはここまで動けるけど、友達とワイワイ遊ぶ時に最低限覚えておくルールというのは簡単です。
マスタ―デュエルについて
公式ルールに則ったアプリゲームが登場した事で、先にカードを買う前にルールを覚えながら一人で練習できるようになりました。
ランクマッチは上位を目指すなら複雑な処理や強い構築を学んでいかなければなりませんが、ソロモードやカスタムマッチで友達とまずは・・・という感じで遊ぶには最高のツールです。
ルールの不安をこれで大分解消できたから、紙の遊戯王も始めた!っていうユーザも私の周りに居ます。
いやもう本当に良い時代になったな、と思います。
また最近マスターデュエルから入って来られた皆さんはルール確認や挨拶も丁寧な方が多く、界隈を盛り上げてくれる新たな一大勢力として古参プレイヤーからも歓迎されてるなと感じます。(他の地域までは分かりませんが)
決闘者は皆を待っている
結局の所、カードゲームって対戦相手居てくれないと楽しめないんです。
だから皆優しいです。全力で囲って沼に陥れようとしてくれます。
若干その気遣いが鬱陶しいとか暑苦しいとかはあるやもしれませんが生暖かい目で見て下さい。オタク気質な人が多いので、若干距離感バグり気味な方が程々に居ちゃったり緊張して挙動が怪しい場合があります。
残念ながらど~~~も社交性に問題というか、威圧的な方が居たりするのも事実ですが、こればかりはどこの話でも1割、2割と居るものですので、
ハズレを引いちゃったな・・・と思って、気の合う方がいらっしゃったら、その方とのゲームを楽しんで下さい。