(遊戯王)初心者は、ライゼオルで遊戯王を高めろ!

皆さん遊戯王楽しんでますか?
もしくはめちゃ強デッキに文字通り滅茶苦茶にされて酷い目に逢いましたか?僕は逢いました。
つい先日の大会で後攻の甘い構築のオルターガイストで参加してしまい、先攻取ったデモンスミスと六武衆にグチャグチャにされたのです。
後で見返したら、勇気の突撃で切り返せた択が1ルートあり、余計に凹みました。
でもそういう経験がプレイングスキルを上げるんですよね。
次はぜってぇぶち〇してやるから覚悟しとけよ

さて本題です。

かつてこのような記事をつらつらと書きまして、
これを読んだ初心者の方は自分の好きになれそうなデッキの雰囲気を掴めたのではないでしょうか。
中でもタクティカルトライデッキの発売によって、入手難易度の高かった汎用カードも安くなり、トライデッキ1箱だけでも多少の微調整で交流大会レベルでは相手のデッキによっては普通に白星がつきます。
無論、ビルドとプレイングのスキルが高い事が前提ではありますが。。。

今回は、それらを高める為の初心者向けデッキの紹介です。

全てを終わらせたり始まったりさせている奴

遊戯王を今OCGで楽しんでいる人はご存知かと思いますが、環境トップtierと評されるライゼオルが、まさしく他を圧倒しています。
どれほど凄いのかというと、遊戯王界の大谷翔平と呼ばれたデモンスミスを圧倒しているといえば分かるでしょうか。
暴れすぎて制限を食らったデモンスミス側の事情を差し引いても、随分差を感じるなと思いました。
大会に行けば5割以上は遭遇する強さ、構築段階で対策必至であり、足切り性能の高さから入賞デッキを絞りまくりました。逆張りで、エクシーズ限定でやたらメタ性能の高いゴブリンライダーで優勝決めた方々も居たりしていて、「ライゼオルが(トップに)居たからこそ」の現象が度々起きています。

なぜ初心者もライゼオルなのか

ライゼオルとは俗に言うガチデッキ、強デッキ、環境デッキというやつです。
しかし他の「ガチデッキ」と明確に違う点があります。それは簡単ということです。
やり込みだすと集中して深く考えるゾーンはとても多いのですが、初心者がまず覚えるべきなのは対戦カードゲームである以上、そのデッキが勝利を掴むまでの動き、流れではないでしょうか。

現代の遊戯王は他のトレーディングカードゲームがドン引きするほどコンボ性の高いゲームです。
1枚1枚のアドバンテージを意識するリソース勝負を仕掛けるシーンもありますが、一瞬でも均衡が崩れれば1枚から8枚、10枚とアドバンテージを取られますし、取れて逆転できたりもします。
つまり身に着けるべき動きや流れというのは
①カードとカードの繋がり方を覚えて、相手にそれを押し付けていく。
②最も危険な動き学び、相手のコンボを手札や場のカードで妨害する。
③自分が妨害される事を想定しながら、止められても別ルートで動く。
となります。
これらを学ぶのにライゼオルはあまりにも優秀で、その他にも様々な副次的メリットがある為、それらを紹介していきます。

勝ちやすいということ

環境最強と呼ばれるデッキのフル展開が弱い訳がありません。
妨害を受け妥協した展開でも強力です。
ライゼオル下級モンスターは、1枚1枚が超強力とは行かずとも、かなり強めなコンボ性を持つ効果をであり、致死性のストレートパンチを1発、2発は避けれる・耐えれるような相手でも、井上尚弥のダウンが取れるジャブのような一撃を4発5発と連続で撃たれたら流石に倒れます。
これによりライゼオルは、先攻での妨害を突き抜ける力と、後攻で相手の盤面に風穴を開ける力に長け、いわゆる勝ちの目というのがとても多いです。
この勝ちの目というのはつまり、相手が防ぎにくかったり、通ればデッキが回りだす強い動きのことで、強い動きのチャンスが多いデッキは、たくさんのタイミングでそれを体験し学べます。
遊戯王は効果が1枚ごとに違い複雑な為、実際に動かして繋がりを見てみないと、どれぐらい強いか実感しにくいものが多いです。
それをハイレベルで体験しつつ、しかも効果に沿ってカードを回しているだけでコンボ再現しやすいライゼオルは、とても良い教材です。

そして何より、対戦ゲームである以上、たくさん勝てる方が楽しいですし、強いデッキなのに負けたというのは、自分の弱点や大きなミスが分かりやすく、上達も早いです。
ボコボコにされながら腕は上がってるけど、デッキパワーが足りなくて勝てないのを、「まだ俺が弱いからだ」と勘違いして、おおよそ最善な構築をしていたにも関わらず、デッキを調整して余計バランス崩れて弱くなる。そういった初心者を僕はたくさん見てきました。
ライゼオルは使用者が多く、バランスの取れた構築サンプルが沢山ネットに溢れていますので、コピーして「何故この枚数が強いんだろう」と答えから逆算する勉強ができます。
勝ちやすいデッキというのは、そういう良さもあります。

対策されやすいということ

環境トップデッキは必ず対策カードを研究されます。
逆に言えば、弱点を出尽くすレベルで公開されるため、自分で想像せずとも
「皆このカードを対策で入れてくる」といった情報が手に入ります。
例でいえば次元障壁や月女神の楔などですね。
自分に刺さる妨害との向き合い方や、対策カードはこうやって選ぶんだ。
という判断の仕方を学べます。

環境トップなのに安い

汎用サーチカードである時空の七皇を除けば驚くほどシングル安めです。
熱き決闘者たちはどうしようもないほど美少女に弱いオタクでして、
ライゼオル収録パックに同時実装されたM∀LICEカードのほうがよっぽど高値です。シングル買いで全然大丈夫です。
時空の七皇に関しては、CSレベルの大会に出るなら買う。それまではスモールワールドで代用する。でも殆どのケースで代替可能です。
ライゼオルをイラストがカッコいいから買う!って人は、多分デュエルマスターズとかに行っちゃってる感じがします。これは僕の一方的な偏見です。

ライゼオルは悪ではなく革命家だということ

環境を総なめにしたという一文では言い表せないほど、ライゼオルの功罪は多いです。
例えばデッドネーターの破壊による妨害は
「遊戯王の破壊は弱い。バウンスや裏守備や除外が強い」
という遊戯王の常識に対して、
「だったら1枚で何回も上質なタイミングで破壊撃てれば最強だろ!」
という無茶苦茶な革命を起こしました。
その陰で、デッドネーターを越えられない初動カード群を持つデッキが軒並み大会環境から姿を消しました。

ではライゼオル環境とは面白く無いのか?といえばノーです。
僕が兎に角面白く無い環境だったと言えるのは、宣告者ドライトロンやロンゴミアントのような、先攻取られたらもう足掻く事すら許されない感じの制圧を仕掛けてきて、後攻はそーんなでもない先攻番長が座している環境です。
ライゼオルは妨害の仕方こそ上質ですが、それは無効の仕方と破壊の仕方が上手なのであって、無茶苦茶無効にしてくるという訳ではないんです。
(バグースカの運用については割愛)
だから「こういう順番でカード切っていけば抜けれる!」が一応あるわけです。
更にそれをケアする手段もライゼオル側にあるので、ライゼオル側はそれを準備できているか、或いは妨害の切り方で上手に捌くか、誘発でケアするのかなどが問われます。ちゃんと高度な駆け引きはしてるんです。
「抜け道探してないでデッキパワー上げる研究しろ」っていうライゼオルのメッセージを感じます。気のせい?僕もそう思います。


真正面からメタビートでも完全封鎖でもなく強固な環境デッキ達に風穴を開け、トップに君臨したライゼオルは、今や挑戦者を待つ立場です。
露骨なメタビートはデッドネーターが咎めてしまうので、所謂ロック系の永続パカパカと呼ばれるデッキは逆風ですが、逆に言えばそれらが苦手だったデッキ達は割と喜んでます。メタビートは戦いを拒否するような戦い方ですが、ライゼオルはちゃんと真正面から受けて立ってくれます。
真正面から完全封鎖並みに盤面割ってくるから変わらんとか言っちゃダメ
そして簡単とはいえ、初心者がいきなり組んで大会で入賞というのはほぼ無理です。
ですが先に始めた友達を遊ぶときに、スキルの高い友達へ食らいつけて、一緒に成長できる素晴らしいテーマです。
そういう訳で、上級者に限らず、上手くなりたい・安く組みたい・どうせなら勝ちたいといった願いを高いレベルでこなすライゼオルでした。
みんなも使ってみてね。



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