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カンヌライオンズ2020/2021 速報 - チタニウム、SDGs部門

カンヌライオンズ2020/2021、最終日は
・フィルム
・チタニウム
・グラス
・SDGs

の4部門の受賞事例が発表された。

この記事では
・チタニウム
・SDGs

のグランプリを簡単にまとめておく。


Essity|Bodyform / Libresse「#wombpainstories」
2020/2021 チタニウム部門グランプリ

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チタニウム部門のグランプリは、スウェーデンのストックホルムに本社を置くパーソナルケア用品メーカーEssityの生理用品ブランドBodyform / Libresse(地域によってブランド名が異なる)によるキャンペーン「#wombpainstories」が受賞。

この一連のキャンペーンは同日に発表された2021年のフィルム部門でもグランプリを受賞しており、これまでに発表されたフィルムクラフト(2020/2021)、ヘルス&ウェルネス(2021)と合わせて今回最多となる計4つのグランプリを受賞した。

このキャンペーンは「生理についてオープンに語ることを良しとしない風潮」を打ち破ることを目的としている。
そして体外受精、流産、子どもを持たないという選択、更年期障害、子宮内膜症といったものに伴う痛みや苦しみ、悩み、孤独などを共有し合い、女性を救おうという活動である。

キャンペーンの核となるムービー「#wombstories」では、子宮にまつわる悲喜こもごもを描き「私たちのWomb Storiesを人々に聞かせよう」と呼びかけている。

そうして集められた声をもとに、人それぞれの子宮の痛みを「The Pain Dictionary」「The Pain Report」「The Pain Museum」といったコンテンツで表現し、「#PAINSTORIES」というWEBページで公開している。


「#wombpainstories」は、2018年にグラス部門でグランプリを受賞した「Blood Normal」や、2019年にグラス部門とフィルム部門のゴールドやチタニウムライオンを受賞した「Viva La Vulva」とともに、女性の心からの幸福を向上するための活動「PROJECT V」の一環として行われている。


「Blood Normal」Case Film


「Blood Normal」


「Viva La Vulva」


「PROJECT V」紹介ページ


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Doconomy「The 2030 Calculator」
2020/2021 SDGs部門グランプリ

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SDGs部門はスウェーデンのフィンテック企業Doconomy「The 2030 Calculator」がグランプリを受賞した。

「The 2030 Calculator」商品の二酸化炭素排出量(カーボンフットプリント)を計算できるツールだ。

これまで、二酸化炭素排出量の計算は難しく費用がかかることであり、特にLCA(ライフサイクルアセスメント)手法を使って計算するのには数週間という期間を要していた。
これは中小企業にとってはハードルの高いことであり、CO2排出量を商品の選定基準と見なす人が少なくない現代における課題となっていた。

これに対して「The 2030 Calculator」を使えば、商品カテゴリ、商品の総重量、各パーツで使用する素材の重さ、サプライヤーや工場や流通センター間の距離、輸送に用いる交通機関、製造に用いるエネルギー源などを入力することで、その商品のCO2排出量を数分で、しかも無料で計算することができる。

これによって企業は、より簡単にブランドの透明性を高めることができる。
そして、市場では環境負荷の比較が可能となり、生活者はより負荷の少ない商品を選ぶように動機づけられるようになる。

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Doconomyは、これまでにも、購入した商品のCO2排出量が一定値に達すると利用制限がかかるクレジットカード「Do Black」を開発し、2019年のカンヌライオンズではクリエイティブEコマース部門のグランプリを受賞している。

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その他の部門

残りの
・フィルム
・グラス
のグランプリはこちら。


続きはClubhouseで


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