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新刊のお知らせ『ルートヴィヒ2世の食卓−メルヘン王に仕えた宮廷料理人の記憶』【2024年5冊目】
企画のたまご屋さんの商業出版支援サービス「ほんたま」から、2024年に誕生した5冊目の本『ルートヴィヒ2世の食卓−メルヘン王に仕えた宮廷料理人の記憶』を紹介します。
本書は、バイエルン王ルートヴィヒ2世に仕えた料理人、テオドア・ヒナイスが記した回顧録。翻訳担当の森本智子さんは、ドイツ語の原書を手に入れ、ぜひ日本でも出版したいと思い、版権所有者を探し当て許諾を得たそうです。
『ルートヴィヒ2世の食卓』、青い表紙がドイツ語版(原書)、もう片方が英訳版です。
— 森本智子@サワー種本の翻訳プロジェクト進行中 (@elfenco) February 23, 2024
ドイツ語版は絶版になっていて(電子はあるかな)、これは現在のライセンス所有者から去年いただきました。英訳の方は持ってなくて、彼女に会った時、写真を撮らせてもらったもの。ドイツ語の原書は1953年、→ pic.twitter.com/trxGh2Y7cy
翻訳書は権利関係が複雑なので、個人で出版にまでこぎつけるのは大変であることは、noteの別の記事でも説明しました。
しかし、現地の文化や言葉に精通している人が情熱を持って取り組めば、道は開けることもあるのだと、あらためて認識しました。
出版社は教育評論社。幅広いジャンルを手掛けていますが、本書以外にもドイツの文化や歴史に関する本がいくつかあり、どうやら得意分野のようです。
担当した企画のたまご屋さんの出版プロデューサー・宮本里香のコメント
翻訳出版は、ハードルが高い分野ですが、「私が読んでみたい!」という思いから挑戦しました。
問い合わせがなく諦めかけた時、ご連絡が入り、教育評論社でドイツ好きの編集者市川さんがご担当で、版権取得も粘り強く交渉してもらいました。その結果、原書以上の素晴らしい書籍が完成しました。
ルートヴィヒ王はドイツ人ですが、フランスのブルボン王朝を尊敬し、その影響は料理にも表れます。食文化に興味のある方にもお楽しみいただける一冊です。
◆ 宮本里香のプロフィールはこちら
翻訳書は難しいジャンルではありますが、それでも挑戦したいという情熱を持つ方は、ぜひ「ほんたま」に出版企画を応募してください。応募前に翻訳権を獲得しておくと、出版の話が進みやすくなりますよ。
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