Vol.2 つかい倒すEZOHUB TOKYO【EZOHUB TOKYO 体験記。】
EZOHUB TOKYO。そこは、企業や自治体をつなげて共創をうながすことで、北海道の地域課題にアプローチするプラットフォームだということが、Vol.1で見えてきました。
今回は、EZOHUB TOKYOを、その真価ともいえる”ハブ”としての利用をはじめ、あらゆる機能を使い倒してきたので、その様子をお届けしていきます!
EZOHUB TOKYOで”ハブ”体験
—— (Vol.1の続き)ちなみに、私たちもどなたかとつなげていただくことって出来ますか・・・?実際にEZOHUB TOKYOを活用されている方にも、お話を聞いてみたいです!
小山さん: 上川町の三谷さんという方がご紹介できると思います。EZOHUB TOKYOの立ち上げにも携わってくださっていて、現在もイベントの開催など、頻繫にご利用していただいているので、色々なお話を聞くことができるはずです!
—— 本日はよろしくお願いします。早速ですが、三谷さんがEZOHUB事業について知った経緯と、これまでの関わり方について教えてください。
三谷さん: サツドラの富山社長と交流する機会があったときに、EZOHUB TOKYOの立ち上げの話を聞いたんです。
ちょうど上川町としても、北海道にゆかりのある人が集まれるような場所や、拠点をもっていなくてもプロモーションに活用できる場所が、都内に必要だと思っていました。
そして、行政とかではなくドラッグストアが取り組もうとしている、その心意気に感動したこともあり、「お手伝いさせてください!」と、手をあげたのが最初のきっかけです。
それから二年ほど、物件をみたり、協力してくれそうな人を紹介したり、資料づくりのサポートをしたりと、色々と携わらせていただきました。
—— 今はどのようにEZOHUB TOKYOをご利用されてますか。また、イベントをよく開かれていると伺いましたが、どのような内容のものでしょうか。
ワークスペースとしての利用ももちろんしますが、興味をもってくれそうな方を実際にお連れして紹介したり、イベントを開催したりもしています。
イベントは具体的なものだと、ドコモさんと「未来共創パートナーシップ協定」を結ばせてもらった際の、記者発表の場としてつかわせていただきました。
ほかにも、道内外に限らず色々な自治体様を招待して、広域のプロモーションイベントや勉強会をひらいたりもしています。
イベントを実施するだけであれば、都内にも場所はたくさんあります。
ただ、私たちがイベントを開催するにあたっては、他によくあるようなスペースをつかうよりも、”EZOHUB TOKYOをつかう”ということ自体に意味をもたせやすいと思って、積極的に活用しています。
—— 今後、EZOHUB TOKYOを通じて取り組んでいきたいことはありますか。また、三谷さんが考えるEZOHUBの魅力や可能性について、お聞かせください。
まずは、EZOHUB TOKYOを色んな人に知ってもらいたい、つかってほしいと思っています。
そして、「EZOHUB TOKYOをつかってよかった」、「ここで出会いがあったから、こんな新しいことができた」と、思ってもらえるような、インパクトのある実績づくりというのも、今後意識していきたいです。
また、上川町としても、これまで様々な取り組みをしてきましたが、これらもまだ成功したとは思っていません。
ただし、これから成功する可能性があると考え、ポジティブに活動を続けています。
この成功のためには、対話と共創を重視して、しっかりとお互いのやりたいこと・やれることを引き出すということが必要になってくると考えています。
そのための場所として、EZOHUBが今後キーになってくると思うので、ぜひ多くのみなさんに良さを知っていただきたいと思っています。
—— さいごに、この取材をひとつの企業と自治体のマッチングと捉えた観点でも、少しお話できればと思います。
たとえば、当社と共創できそうなことなどあれば、差し支えない範囲でお伺いしたいです。(図々しい質問ですみません・・・。)
これからは、都市と地域の共創を目指していきたいと考えています。そのモデルプロジェクトのようなことを、まずは社会実証的に何かできないかというところは探っていきたいです。
そして、理想をいえば、そういった社会実証をしたい人が集まって、どうしていったらよいかを継続して話し合っていけるような環境が新たにつくれると良いと思っています。
これまでにも「大雪山大学」や「カミカワーク」といった取り組みを一緒に進めてきた中で、 いわゆる”0→1”の領域において、電通北海道は道内でも圧倒的だと感じていて、期待しているところです。
これらの事業も、そろそろ一周してきたかなという感覚もあるので、絶えず新しいことにチャレンジはしていきたいですね。
それこそ、周りの地域を巻き込んで何かやってみる、ということも可能性としてありそうです。
—— あらためて、お時間いただきありがとうございました。今後とも、よろしくお願いします!
学生さんともつながってみました
三谷さんからのお話の中にもありましたが、EZOHUB TOKYOではイベントの開催も可能です。
今回、EZOHUB TOKYOにうかがったタイミングでも、当社として実際にイベントの企画・運営に携わらせていただいておりました。
このたび、当社では、EZOHUB、ならびに就活サービスの「ジョブキタ就活」と連携し、「エゾクラスインターンシップツアー」という、新しいインターンシッププログラムを立ち上げております。
詳しくは、EZOHUB様のnoteの記事をご覧ください!
▼エゾクラスインターンシップツアーについて▼
・・・気になるインターンシップの様子は続編で!
ワークスペースとしての魅力
これまで、EZOHUB TOKYOを通じて、どんなつながりを作ることができるかという、ソフトとしての機能面を中心に紹介してきました。
しかし、もちろんながらワークスペースとしても、過ごしやすい環境が整っています。
今回は、飛行機で札幌に帰る時間ギリギリまで、EZOHUB TOKYOから一歩も出ずに使い倒してきたので、まだお伝えできていないEZOHUBのご紹介していきます!
■会議室・ブース
EZOHUB TOKYOには会議室が3つあります。いずれも北海道の動物の名前がつけられていて、その名も「シマエナガ」、「ナキウサギ」、「ヤマゲラ」。可愛らしいですね。
小山さん曰く、「10時にシマエナガね。」日常に北海道が入ってくる感じがして心地よいとのこと。こういった細かいこだわりが、東京にいながら北海道に想いを馳せられる仕掛けになっていて素敵ですね。
また、個別のブースも用意されていて、気分を変えて集中したいときや、サクッとリモート会議したいときにおすすめです。
■サツドラショップ
運営されているサツドラさんの本業である、ドラッグストアーのショップが併設されています。ほかのコワーキングスペースにはないポイントの一つになっています。
仕事でひと息つきたいとき、小腹が減ったとき、ここですぐに買い物できちゃうのは、かなり便利!
また、一般の方もご利用可能で、サツドラのプライベートブランド商品はもちろんのこと、北海道ならではの商品も購入するとが可能です。
道民にとっては、サツドラも、そこで並んでいる商品も、馴染みのあるものですが、東京の方からはめずらしく見えるものもたくさんあるようです。ショップを訪れた方と、商品をフックに会話がうまれることもあるそう。
北海道ならではのアイテムが、一般の方と北海道を”つなげる”タッチポイントとして機能している、これには単に商品を販売する以上に大きな価値がありそうですね。
■「MILK DO dore iku?」のドーナツ
サツドラのショップと向かいで営業されている、北海道が発祥のドーナツ専門店「MILK DO dore iku?」
道内の自社牧場でとれた牛乳をつかっており、ここでもドーナツを通じて北海道を感じることができます。札幌を中心に全国展開する人気店の味を是非試してみてはいかがでしょうか。
この日も平日でしたが、たくさんの方がドーナツを求めてお店に訪れていました。
誰でも北海道とつながれるプラットフォーム
ここまで、EZOHUB TOKYOの魅力とその機能をあらゆる角度からお届けしてきましたが、その正体はー
北海道の地域課題を解決したい人、
北海道で何かビジネスをしたい人、している人
北海道と東京を仕事で行き来する人、
北海道にゆかりのある人、
ゆかりはないけど北海道が好きな人、
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はたまた、ドーナツ目当てで訪れた人や、
たまたま前を通りかかった人まで、
あらゆる人をつなげる、
北海道の関係人口をふやして、盛り上げていく、
そのための、中心を
これから担っていくであろう場所でした。
この記事を読んで少しでも気になった方は、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか。以上、Vol.2「つかい倒す EZOHUB TOKYO」でした。
(ライター:金子 大誠)