
教育が未来の環境保護にとってどれだけ重要かを実感しました
KIKAI Collegeでは喜界島サンゴ礁科学研究所でのインターンシッププログラムを提供しています。今回は梶本凛太朗さんのインターン体験記を紹介します!
●氏名:梶本 凜太朗(Kajimoto Rintaro)
●年齢:20歳(インターン当時)
●出身:埼玉県
●インターン期間:2024/9/1-2024/9/28(一ヶ月)
●所属:長崎大学多文化社会学部
●普段学校でやっていること:動物行動学についての研究
●所属サークル:写真部,学術企画,ダイビングサークル

Q.数あるインターン先から喜界島サンゴ礁科学研究所を選んだきっかけと経緯を聞かせてください。
私が研究所を選んだ理由は、私自身小さい頃から母親の影響で海が好きであり、小学生の頃からは沖縄の離島で過ごしサンゴ礁がとても身近な環境に住んでいました。
大学に入り現在学部3年生であり、卒研や就職、進学が迫る中、研究対象や進路に悩んでいました。その時、Facebookにて喜界島サンゴ礁科学研究所の活動についてを知り、またインターンシップがあることも知れたため、インターンシップに応募しました。
Q.研究所のインターンではどのような業務を担当しましたか?
晴れている日は基本野外で、雨の日では屋内で活動を行いました。
野外での活動はサンゴのコアの採集作業やライントランゼクト法をハワイビーチで行いました。
雨の日は室内にて採取したコアのCTスキャンを撮り成長線を探す作業やトランゼクト法にて得た水中の動画から立体的な3Dモデルを作成しました。
また、毎週水曜日は早町港にて採水を行いDO、pHや水温などといったデータとサンプルを採集し研究所に持ち帰りより高精度の成分分析を行う前処理などを行いました。どの体験も初めての体験で毎日が新鮮でした。

Q.印象に残っている業務内容を教えてください。
私が印象に残っている活動はサンゴ留学生の研究の補助を行ったことです。
サンゴ留学生の研究はとても専門性が高くあっと驚かされような研究もありました。
その中でも研究のパワーポイントのまとめ方や文章の要約のヒントなど、留学生が何に困っているのかを考え補助を行っていました。
Q.インターンシップを通して、どんな気付きがありましたか?
今回のインターンシップで、環境教育を通じて小さな行動が大きな変化を生む可能性があることに気づきました。サンゴ留学生と一緒にサンゴの研究を行う中で、彼らの純粋な興味や疑問に触れるたびに、教育が未来の環境保護にとってどれだけ重要かを実感しました。
私は、科学の面白さを子供たちに広める仕事をしたいと考えています。教室の中でなく実際に野外のフィールドに出て学ぶことで、子どもたちの好奇心や探究心が育まれ、想像力が広がる瞬間を見ると、とても達成感があります。子供たちが身近な世界への興味を持つきっかけを提供したいと強く思い、そのために大学院に進学し、教育方法や専門知識をさらに深めたいと考えています。また、科学教育の分野で効果的なプログラムを設計し、より多くの子どもたちに科学の魅力を伝えるためのスキルを磨きたいです。

Q.喜界島での休日は何をしましたか?
休日はスギラビーチでシュノーケリングやsupを行ったり 早町港で釣りをして釣った魚を夕食にしたりしました。
Q.喜界島で印象に残ったことは?
休みの日は島のALTの方の案内で島を満喫することが出来ました。
島民の方や旅をして3ヶ月島に住み込みで働きながら観光をしに来た方、世界中を観光している方など様々な人に出会うことが出来ました。
飛び交う言語も日本語だけでなく英語やドイツ語など色々な地域の文化に触れることが出来ました。
研究所のインターンに興味を持っている学生や社会人の皆さんにひとことお願いします!
明確にやりたいことが決まってない人もぜひインターンに来てみてください。インターンの中では研究から研究所に来られたお客様の案内まで様々なことを体験することができます。
ぜひ喜界島サンゴ礁科学研究所にきて新たな道を切り開いてみてください!
喜界島サンゴ礁科学研究所では、インターンシップ生を募集しています!
大学生、大学院生、社会人の皆さんも、ぜひ一緒にサンゴ研の活動に加わってみませんか?