〜工業デザイン研究室の紹介〜
皆さん初めまして!
工業デザイン研究室(田中研)所属 学部4年の泉です。
研究室に入ってどんなことを学ぶんだろう?研究はどうやって進めるの?
そんな疑問を抱いてる人も多いと思います。
そこで今回は、和気藹々と楽しい雰囲気で研究ができる工業デザイン研究室について紹介したいと思います!
1. 研究内容
デザイン研究室と聞いて絵や図面を書いたり、色を扱ったりそんな風に考えることでしょう。しかし!!この研究室ではそんな事はないのです!
各々が先生と話し合い、好きなテーマで研究に向き合うことができます(^_^)
今年度(2022年)の研究例
・学部4年M君
M君の研究は "触覚認知を利用したエレベーターボタンの設計" に関する研究です。触覚認知の研究ってなんぞや??簡単に言うと、目が見えない視覚障害者の方々に向けた研究です。
従来のエレベーターでは目が見えない人に向け、音声案内や点字を利用したものが多くあります。しかし、音声案内機能はドアの開閉や到着階を知らせる程度で、ボタンを操作する際の補助となる案内は行われていません。そのため、視覚障害者の方にはボタン操作がしづらいという問題点が。
また、点字に関しても日本における点字識字率は12.7%と非常に低い水準にあるため、点字では判断できない人が多くいます。
そこで、触っただけで直感的にわかるボタンを開発して課題解決を目指す!
上の写真は実験の様子と実際に使っているボタンのモデルです。
単純にボタンの数字と言っても文字にはいくつもの種類があるので、どのフォントが最適なのか。判断までにどのくらいの時間が掛かるのかを調べています。
この研究が進めば、視覚障害者の方々がより住みやすい環境を作れます!
・学部4年O君
O君の研究では "男性のジェンダーレスファッションの受容" に関する研究です。
ほんの20年前まで男性が女性の服を着たり、女性が男性の服を着るのは非常に違和感のあることだとされていました。しかし、近年はそう言った性別に捉われない服装が広がりつつあります。ですが、違和感を抱く人はいまだに多くいるのが現実...では、違和感の正体はどこから来るの?服装のどこを判断しておかしいと思うの?それを分析することで、将来的には新たなデザインの開発並びにファッション業界に貢献しようというのが目的です!
上のようにいくつかのファッション写真を並べ、どれに違和感を感じるかやなぜ違和感を感じるかなどをアンケート形式で答えていきます。
年齢や性別などを考慮し、より幅広い見解を持つことが重要となってきます。
例に挙げた2人の研究以外にも、もちろん機械を用いた研究や歩きスマホに関する研究、色彩に関する研究など幅広い研究が行われています。卒業後の選択肢を広げたい!という方はぜひ来てみてはいかがでしょうか?
2. 研究の進め方
さて、次は研究活動の進め方についてです。
実際に研究室に配属後、いざ研究を始めるぞ!となっても最初は何をしたらいいのか、わからないですよね。安心してください、わかりますよ。(なんともしょうもないことをすいません...ww)
田中研では仮配属が決まった後に、長めの時間をかけて研究テーマを決めます。
先生にどんなことをしたいのか伝えます。もし自分のアイデアが思い浮かばなくても、過去の先輩の研究を引き継ぐこともできるので大丈夫です。
4年生になってからは、週一回のゼミで先生から課題を与えられたり、自分自身で調べてきたこと・研究がどこまで進んでいるかを発表します。
順調に進めていけば、中間発表や卒業発表など無事に終えることができます!
3. 研究室の様子
研究活動と同じくらい大事なこと、それは "研究室の雰囲気" です!
俗にいうブラック研究室にいたら、心身ともに疲れてしまう...
でも大丈夫!工業デザイン研究室は超が付くほどのホワイト研究室です!
現在、田中研は学部4年が13人・大学院生が4人所属しています。
それぞれが日々研究活動を行なっているのはもちろんのこと、人が集まれば雑談や研究室共有のお菓子・ドリンクの買い出しなどもしています。
楽しすぎて研究に集中できない時もあったりなかったり(笑)
あ、ちゃんと集中する時はしてますから!そこら辺は安心してください。
この時はみんな帰った後でした....
4. 就職先について
大学生にもなると就職先のことも不安になりますよね。機械系の学部だし、絶対に理系職業に就かないといけないのかな。ちゃんと就職できるかな。そんな気持ちも芽生えてきます。では、工業デザイン研究室の人たちはどんな企業に就職するのでしょうか!
ちなみに、大学院に進学する人もいます。
一年間の研究じゃやりたいことが終わらない!そんな人は大学院へ行きましょう!それ以外の人は就職することになるわけですが、やはり私達の代も理系職業に就く人が多いようです。
ですが、自分は例外です (笑)
「選ばれたのは営業」でした。理系だからといって必ずしもそう言った職業につく事はないです!大学4年間の間にやりたいことをしっかり見つけ、それを職業にすることが大事!
5. 最後に
ここまで長々と書いてきましたが、いかがでしたでしょうか?
少しでも工業デザイン研究室について理解してもらえていたら幸いです。
この研究室に来れば、必ず自分の未来は切り開かれるでしょう!
〜ご精読ありがとうございました〜
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